メルマガハッシン!<オシロロジー Mail Magazine Vol.4>を発行しました。

件名:メルマガハッシン!<オシロロジー Mail Magazine Vol.4>

                         平成28年7月25日

 

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」

 関連の皆様




大変お世話になっております。

オシロロジー広報・アウトリーチ委員会です。

盛夏の候、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

計画班・公募班の皆様、

先月6月27-28日の第2回領域会議では大変お世話になりました。

メルマガVol.4です。

さっそくですが、今号の目次です。

  


〜〜◆オシロロジー Mail Magazine Vol.4目次◆〜〜

【1】計画班研究代表の先生方と公募班の先生方の自己紹介(★注目★)

 各班間のさらなる連携を目指して。

【2】2016年度事業実施報告

 2016年度に実施された事業について。

【3】今後の行事予定

 2016年度に予定されている行事について。

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【1】計画班研究代表の先生方と公募班の先生方の自己紹介(★注目★)

第2回領域会議でも2日間多くの交流があったかと思いますが、

各班間のさらなる交流・連携を目指して、今回から連載を開始しました。

毎号、計画班研究代表の先生1名と公募班の先生方2名の

紹介を予定しております。



今回は、

1. 宇川義一先生(福島県立医大神経内科、C03班代表)

2. 我妻広明先生(九州工業大学大学院生命体工学研究科、B04班)

3. 水原啓暁先生(京都大学大学院情報学研究科、A05班)


の3名の先生方をご紹介させて頂きます(原文通り)。

 


<< 1. 宇川義一先生(福島県立医大神経内科、C03班代表)>>

C03の代表をしている宇川と申します。研究内容そのものは、

すでに紹介しているので、自分のことを紹介してということですので、

自分の人となりを書きます。

私は、福島県立医大の神経内科の責任者として、臨床をしている医師です。

今年の4月から大学の理事も務めていて、

以下のような肩書がついたメールが来ます。



理事(研究・地域医療担当)

副学長(研究・地域医療担当)

医療研究推進本部長

男女共同参画推進本部長

地域医療支援本部長

医学部内科学部門長

神経内科学講座 教授

ふくしま国際医療科学センター先端臨床研究センター副センター長

多発性硬化症治療学講座 主任教授

 


これを見ていただくとわかるように、

いったい自分は何をしているのかと思うくらいです。

神経内科の教授の前に、色々なことをしているということになります。

しかし、実際に一番重要なのは患者さんを診る神経内科の教授と考えています。

ただし、自分の仕事時間の中で、

研究に関連することをしている時間の占める割合が多いのは確かです。

学会活動、雑誌編集の仕事などです。

自分が研究に直接手を染めるという状況はほとんどなく、

研究結果の相談、論文の執筆に関わっています。



若いころは、皆さんに怖いと言われて、色々な面で損をしてきました。

自分では怖いことを言っているつもりはなく、素直に質問しているだけですが、

学会で私に質問されて、それが鮮明に記憶に残っている人が多いのに驚いています。

近年は、丸くなったといわれ、良い人になったと評判です。

ただ、そんな評判が立つということは、いまでも怖い感じがあるのかもしれません。

実は、全く怖くないですよ。

ただ、日本語が下手で、江戸っ子なのできつく聞こえるのだと思います。

若い研究者の皆様、決して怖くないので、気軽に声をかけてください。

よろしくお願いします。





<< 2. 我妻広明先生(九州工業大学大学院生命体工学研究科、B04班)>>

脳神経科学の知見や生物から学ぶ力学系記述を用いた

脳型ロボットの研究を行っています。

脳を複雑系として捉え、時間発期現象の数理記述の可能性を探求し、

「人」の主体性や社会性を、単なる要素分解や機械論に還元しない

新たな科学の枠組みを脳科学に期待しています。

当該領域の公募班研究としては、脳身体の発達過程における手遊びの寄与に注目し、

脳-身体-環境における動的関係性を扱う情報の時空間階層性の数理モデルを、

非線形振動子系として発振現象の観点から構築し、人-ロボット実験系において

マルチモーダルな感覚情報を補完し課題達成する相補性を探求することを

提案しています。

人型ロボットにおける非線形振動子のリアルタイムシミュレーション実装には、

実績があり、今後、ロボットと人間を仲介するソフトウェア、ハードウェアの

最適化を進め、研究プラットフォームとしての活用はもちろん、

支援デバイスとして認知運動発達支援やリハビリテーションへ応用に向かう

数理基盤を構築することを考えています。

 



<< 3. 水原啓暁先生(京都大学大学院情報学研究科、A05班)>>

京都大学大学院情報学研究科の水原啓暁です。

この度は公募班に採択いただき誠にありがとうございます。

また国際会議出席のために採択後の最初の領域会議に参加できず

申し訳ございません。

皆様との意見交換を楽しみにしておりましたので大変残念ではありましたが、

今後も様々な機会にご意見を頂戴できることを願っております。

これまで私は主に脳内での情報統合メカニズムについて、

ヒト脳波で観察される神経オシレーションを対象として研究を

進めていますとともに、ヒトとヒトとのコミュニケーションにおいても

神経オシレーションにより統一的にそのメカニズムを記述可能であるとの

観点から研究を進めています。

特にヒトとヒトのコミュニケーションに関する研究は、

オシロロジー領域の計画班B03の代表である津田一郎先生が領域代表を

務められました新学術領域研究「伝達創成機構」に計画班代表、

兼領域事務局として参加させていただいたときに、

領域に参加された諸先生方との議論の中で着想を得たものです。

オシロロジー領域には伝達創成機構領域に参加された先生方も

多く参加されておられることから、また色々な意見交換ができることを

心から楽しみにしておりますとともに、

新たに神経オシレーションのエキスパートの先生方からもご意見を

頂戴できるのではないかと楽しみにしております。

もとより微力ではございますが、オシロロジーの新たな領域構築に

尽力する所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 




宇川義一先生、我妻広明先生、水原啓暁先生、誠にありがとうございました。



自己紹介は原稿を頂いた順番に、紹介させて頂いております。

既に原稿をお送り頂いておりますが、今回ご紹介させて頂けなかった先生方、

ご理解賜れましたら幸いです。

まだ原稿をお送り頂いていない計画班研究代表・公募班の先生方、

お待ちしております。

(小林 31258a[at]kuhp.kyoto-u.ac.jp まで)

よろしくお願い致します。






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【2】2016年度事業実施報告

 2016年度に新たに実施された事業です。

 

■ 第2回領域会議

(2016年6月27-28日、札幌ガトーキングダム)




□ 第39回日本神経科学学会

サテライトシンポジウム「大脳基底核の機能と疾患:基礎と臨床」

(2016年7月19日、パシフィコ横浜)

 

□ 第39回日本神経科学学会

サテライトシンポジウム「ドーパミン機能の新たな理解:正常と疾患」

(2016年7月19日、パシフィコ横浜)

 


皆様、新たに関連事業がございましたら、

事務局までご連絡頂けますようよろしくお願いします。

また、共同研究のための打ち合わせ、セミナー、会議等開催に際しては、

オシロロジーHP内会員ページの「書類(申請・報告)」

にある書類をご提出下さい。

 



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【3】今後の行事予定

今年度(2016年度)に予定されている行事です。

  

■ 包括脳全体集会

 (2016年12月19-21日、学術情報センター(一橋講堂、東京))

 

□「脳と心のメカニズム」ワークショップ

 (2017年1月11-13日、ルスツリゾート(北海道))

  

皆様奮ってご参加の程、よろしくお願い致します。

 



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最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。

次号は2016/08/25 発行予定です。

次号も、計画班研究代表の先生方、公募班の先生方の自己紹介を

連載させて頂きたいと考えております。

皆様引き続きよろしくお願い致します。

 




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文部科学省新学術領域研究(H27-31)

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」

Mail Magazine Vol.4 2016/07/25 発行(毎月25日発行)

発行・編集人:小林勝哉(広報・アウトリーチ委員会)・小野健太郎(総括班事務局)

京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54

*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。

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