メルマガハッシン!<オシロロジー Mail Magazine Vol.18>を発行しました。

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」

関連の皆様

大変お世話になっております。

オシロロジー広報・アウトリーチ委員会です。

メルマガVol.18です。

さっそくですが、今号の目次です。

今年度から、新企画として、班員の方々にご執筆いただいた原稿の連載を開始しております。

今号の原稿ご担当は、C02班の連携研究者の野嶌一平(のじま いっぺい) 先生です。

野嶌先生は、名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻 

理学療法学講座のご所属で、現在NIHご留学中です。

野嶌先生、お忙しいなか原稿ご執筆まことにありがとうございました。

==◆オシロロジー Mail Magazine Vol.18目次◆==

【1】野嶌一平先生・国際共同研究加速基金 活動報告(★注目★)

【2】2016-2017年度事業実施報告 2016-2017年度に実施された事業について。

【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

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【1】野嶌一平 先生・国際共同研究加速基金 活動報告(★注目★)

領域班:C02

渡航目的:運動学習予測に関する研究の意見交換および留学準備

渡航期間:2017年2月7日~12日

滞在国:アメリカ合衆国

渡航先:Human Cortical Physiological and Neurorehabilitation Section,

National Institute of Neurological Disorders and Stroke, NIH

活動報告:

2017年2月7日から1週間、アメリカ合衆国メリーランド州にある

アメリカ国立衛生研究所(NIH)に出張させて頂きましたので、

報告させて頂きます。

NIHの説明は、釈迦に説法だと思いますが、簡単に触れさせて頂きます。

NIHはアメリカ政府によって運営される世界最大の生命科学研究施設で、

27の研究機関より構成され、基礎科学から臨床医学まで幅広い研究が行われています。

また国内外の研究を支援するグラントの大元締めとして、

特にアメリカ国内の研究者にとっては非常に重要な機関になっています。

更に、毎日皆さんがアクセスするPubMedの本拠地もここNIHにあります(National Library of Medicine)。

今回、私が訪問させて頂いたのは、Leonardo G Cohen博士の研究室で、

主に運動学習における脳可塑性について研究されています。

NIHの心臓部といってよい、Building 10の7階に研究室があり、

エレベータから研究室に歩いていく途中にはMark Hallett研究室もあり、

このフロアには多くの日本人研究者の先生が留学されていたことと思います

(実際私が今使っているPCにはM. Abeというシールが貼られています)。

研究室では全スタッフが参加するLab MeetingとFellowsによるGroup meetingが開催され、

進捗状況の確認や叱咤激励(プレッシャー)が与えられています。

研究室は国際色豊かで、アメリカ、ドイツ、フランス、ブラジル、トルコから

ポスドクが来ており、そこに学位取得前の学生が2~3人配属され、

常時10人前後で研究室が運営されています。

今回の訪問では3月からの留学に向けた準備とこれまでに行ってきた研究および

NIHで行う研究計画について話を行いました。

私は、これまで美馬達哉先生の研究室で、運動錯覚を使った運動学習について、

主にTMSを使った実験を行い、一次運動野の可塑的な変化について研究を進めてきました。

NIHでは、運動の学習時の脳内ネットワークの変化について

fMRIやMEGを使った研究をしたいと考え、実験計画を練っていました。

そして、MRI内で使用できる錯覚を誘発する機械なども作成して持っていきました。

しかし今回の訪問で、その機械についてはNIH内での使用許可が下りないということが

わかり、急遽計画を変更することになりましたが、事前に訪問することで、

NIH内の事情を知ることができ非常に良かったです。

研究室で行われている研究は、伝統的なTMS研究から

機械学習などを使った計算神経科学まで幅広く行われており、

様々な視点から運動学習を捉える試みが行われています。

訪問時にもポスドク一人一人とゆっくり話をする時間を頂き、

MRIやMEGにおける解析方法や最近のトレンドについて情報交換することができました。

特にデータ解析については、信号処理を専門とするスタッフが複数在籍しており、

深く狭い議論を重ねていくことで、新たな解析方法や知見の開発をしていける可能性を強く感じました。

今回、このような貴重な機会を与えて頂きました南部篤教授、美馬達哉教授ならびに

新学術領域オシロロジー運営に携わる諸先生方に深く御礼申し上げます。

私は現在Cohen研究室に留学させて頂き、MEGを使った運動学習の予測に関する研究を行わせて頂いております。

今年度のSfNはワシントンであり、多くの先生が来られることと思います。

その際には是非NIHの見学もしていって頂ければと思います。

最後になりますが、研究だけではなく、研究者としての姿勢も含め

丁寧に指導頂いておりますCohen先生にはこの場をお借りして深謝いたします。

野嶌一平

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【2】2017年度事業実施報告

2017年度に新たに実施された事業です。

□A04-B02-B03-A05班共同研究

2017年9月9日に、A04班、B03班、B02班、A05班が京都大学において

共同研究の打ち合わせを行いました。

A04班(飛松・上原・竹田)、B03班(津田・伊藤・山口(裕)・奥田・山口(明)・奈良・森)が

共同研究を行っている「回転する蛇錯視時のMEG計測データ」について、

竹田から実験課題の説明および解析のおける問題点の報告を行ったとともに、

山口(裕)が内因性振動に関する現在までの解析状況の報告を行いました。

これにもとづき、B02班(青柳)およびA05班(水原)を交えて

解析の問題点や今後の方針などについての議論を行いました。

さらに、上原よりECoGに関する研究進捗報告が行われたとともに、

その解析方法についての情報共有を行いました。

□A04班 脳の時間認知に関する論文がScientific Reportsに掲載

ヒトは時間情報を受け取るための特定の感覚器官を持ちませんが,

様々な感覚入力(光,音,振動)を手がかりに時間情報を得ています。

言語や音楽に重要である1秒以内の時間知覚処理については研究が少ない現状です。

今回、共同研究グループ(九大医学研究院・飛松省三(A04班)、

同芸術工学研究院・中島祥好教授ら)は、

独自の心理現象「時間縮小錯覚」を初めて用いた脳磁図計測により、

実際に知覚・判断する時間に対応した脳の働きを高時空間解像度で捉えました。

その結果、時間間隔への注意と時間間隔の符号化は右半球側頭頭頂接合部(TPJ)に、

時間判断は右半球下前頭皮質(IFG)で司られることが明らかになりました。

今後、時間知覚判断の脳内ネットワークを理解することで、

新しいリアルタイム処理技術が生まれる可能性があります。

(文:A04班 飛松省三)

■プレスリリース(最新):

http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/publicity/pressrelease/latest/

■研究成果:http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/167

皆様、共同研究のための打ち合わせ、セミナー、会議等開催に際しては、

オシロロジーHP内会員ページの「書類(申請・報告)」

にある書類をご提出下さい。

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【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

今年度(2017年度)に予定されている行事です。

9月25日(月)〜28日(木):オシロロジー共催「 NIX-odML Global Workshop & Hackathon 2017 in Japan」

10月21日(土)~22日(日): 第9回 光操作研究会@東北大学2017

11月2日(木):第51回日本てんかん学会学術集会 プレコングレス脳波解析ハンズオン

11月5日(日):第51回日本てんかん学会学術集会 ポストコングレスシンポジウム「JES2017 postcongress symposium: Advanced ECoG/EEG and Analysis in Epilepsy」

11月3日(金・祝)~11月6日(月):オシロロジー後援「日本神経回路学会オータムスクール ASCONE2017」

12月20日(水)〜 22日(金):次世代脳 冬のシンポジウム

12月23日(土・祝):2017年度第2回領域会議

以下、詳細です。

□NIX-odML Global Workshop & Hackathon 2017 in Japan

9/25-28 オシロロジー共催「 NIX-odML Global Workshop & Hackathon 2017 in Japan」

が 開催されます。

Brainhack (http://brainhack.org/) は脳・神経科学に関するプロジェクトを

世界中の研究者と協力し、情報共有・共同開発をすすめるユニークなカンファレンスです。

脳神経科学と情報科学を融合し、脳の構造と機能の解明のみならず脳疾患の治療、

新しい情報技術の創出など多方面での発展が期待されるニューロインフォマティクスの

取り組みは、ニューロインフォマティクス国際統合機構(INCF)を中心に

世界各国と連携し、進められております。

日本においてはこのたびNIX-odML Global Workshop & Hackathon 2017 in Japanhttps://dynamicbrain.neuroinf.jp/modules/hackathon/nix-odml2017.html として、

9月25日から28日にかけて、九州工業大学大学院 生命体工学研究科にて

ワークショップおよびハッカソン・イベントを開催いたします。

INCF 日本ノードでは2015 年よりハッカソンを実施しておりますが、

前回は2016年7月にINCFとの共催で

INCF プログラム Neuroimaging Data Sharing (NIDASH) Task Force から講師が参加し、

同Task Force で開発された Neuroimaging Data Model (NIDM) と

これまで日本ノードハッカソンとして開発を進めて来たソフトウェアの接点を探るべく

Joint Hackathon を開催しました。

また本年3月にはBrainhack Global 2017(http://events.brainhack.org/global2017/) として

日本を含め世界17カ国、計40の地域で Brainhack で同時開催されました。

NIX-odML Global Workshop & Hackathon 2017 in Japan では、

各研究者のプロジェクトや関連する開発に携わる方々で課題や企画を持ち寄り知識を共有し、

今回は脳波を題材とした連続時系列についてのデータ標準化・メタデータ化に焦点を絞り、

共同開発・協力を行う機会を設けます。

これにより、既存システム間の互換性の確保や共通フォーマットの策定、

Web 情報可視化法や脳計測信号処理の共通 API の開発などの成果を創出されることを

期待しています。

現在、脳・神経科学に携わる若手の研究者や学生や技術者の方々、また、

これから取り組む意欲のある方々、皆様のご参加をお待ちしております。

[参加登録]

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSerPsZGxdJ6ifgif86Dl7OZUsDHBUQ5G5wHPImyIKu7H4BrSg/viewform?c=0&w=1

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NIX-odML Global Workshop & Hackathon 2017 in Japan 概要

開催日:2017年9月25日(月)9:00開始~28日(木)12時頃終了予定

プログラム概要:1日目はワークショップ(主に招待講演者の関連研究発表)、

その後、チュートリアル、グループセッションを経て共同開発を行います。

場所:九州工業大学大学院生命体工学研究科(福岡県北九州市)

アクセス http://www.lsse.kyutech.ac.jp/access/

URL :

(In Japanese)https://dynamicbrain.neuroinf.jp/modules/hackathon/nix-odml2017.html

(In English)https://dynamicbrain.neuroinf.jp/modules/hackathon/nix-odml2017_eng.html

参加申込締切:開催初日までご登録いただけます。

ハッカソンについては、20名程度集まりましたら募集を打ち切ることもございますことをご了承ください。

申込方法: URL内にあるフォームをご利用ください

お申し込み・お問い合わせ先:info@dynamicbrain.neuroinf.jp (INCF J-Node DB-PF事務局)

共催:

・INCF Funded grants in 2016: "Standardized workflow of human EEG in NIX and odML"

・新学術領域「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(略称:オシロロジー)」

・理化学研究所BSI神経情報基盤センター(INCF Japan Node)

・国立大学法人九州工業大学

□ 第9回 光操作研究会@東北大学2017

今年の光操作研究会は、新学術領域「オシロロジー」のご後援を得て開催致します。

光操作技術は、今後のオシロロジー研究を発展させる上で、

必ず活用される基盤技術であると考えております。

オシロロジーの班員の皆様には、ぜひ、本研究会にご参加いただければと思います。

2014年の開催から早3年、光操作研究会は、オプトジェネティクス発祥の地、

仙台に帰って来ました。

今年は、海外著名研究者5名、国内著名研究者3名を招聘します。

特に、グリア細胞/血管/心臓など、これまでにないオプトジェネティクスの応用を

開拓している研究を紹介します。

加えて、全国の大学院生5名にも、初めての国際会議での招待講演発表の場も提供し、

今後の国際的な活躍の登竜門として活用していただければと考えています。

下記ウェブサイトをご参照の上、ぜひ、事前登録をしていただけますと助かります。

なにぶん、専用の事務局などを設けずに、今年度の当番幹事の私自身が多くを

管理しているため、参加人数を予め把握をすることが運営上、とても大切になります。

何卒、ご理解頂き、ウェブ事前登録に御協力いただけると有り難く存じます。

第9回 光操作研究会@東北大学2017

2017年10月21日(土)~22日(日)

会場:東北大学 星陵キャンパス

星陵会館(B10)

 シンポジウム:星陵オーディトリウム(講堂)

 ポスター会場:エントランスホール

 企業機器展示:大講義室

http://www.ims.med.tohoku.ac.jp/optogenetics2017/

ポスター発表募集中!

2017.08.18 頃を目処に、技術検討会・ポスターの事前登録の一次締切にいたします。

08.25 頃には採否を通知致します。定員に余裕がある場合には、追加募集をします。

概要:

オプトジェネティクス誕生から10年以上が経過し、

もはや、これは特別なツールとは言えません。

しかし、光を使って神経細胞の活動を自在に操作する技術として生まれてきた

オプトジェネティクスは、神経科学や脳科学を越え、

生体のあらゆる研究への活用が見出されてきています。

光で活動を操作し、光で活動を計測する。

この強力な手段は、従来の電気的・磁気的操作/計測法、

薬理学的操作法、質量分析的計測法等との組み合わせによって、

ますます真価を発揮することとなります。

オプトジェネティクス自体は、ただのきっかけに過ぎないのかもしれません。

要素還元主義を越え、統合された生体を統合されたまま扱いつつ、自然科学の言語を使って、

この複雑系を表現し、解釈し、予測する。ここに新しい生体科学の幕開けを予感します。

脳研究に興味のある大学生の参加も募集!

私たちの心は脳の働きによるものです。今、その脳の仕組みが次々と解き明かされています。

脳に光を照らすことで、細胞の活動を自在に操る技術が生まれ、

科学の進歩が急激に加速しています。ぜひ、脳科学の最先端に触れてください。

ただの物質であるはずの脳に、どうして心が宿るのか。

その究極の問いに挑戦していく体制は整っています。

皆様が脳科学研究に参加する契機となりますように。

光操作研究会:2017年度当番幹事

東北大学大学院生命科学研究科・超回路脳機能分野

教授 松井 広(まつい こう)

matsui@med.tohoku.ac.jp

□ 第51回日本てんかん学会学術集会 プレコングレス脳波解析ハンズオン

11月3日〜5日の期間、第51回日本てんかん学会学術集会

(大会長 京都大学 池田昭夫教授)が、京都の国立京都国際会館にて開催されます。

学会に先立ち、プレコングレスとして脳波解析ハンズオンが開催されます。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

日時:平成29年11月2日(木) 

場所:国立京都国際会館 第5会場(Room I) 15:00 ~ 18:00 (事前登録制)

参加登録は、下記リンクからお願いします。

http://www.c-linkage.co.jp/jes51/hanson.html

《 概要 》

これまで脳波の複雑な解析をしたことがなく、

デジタル脳波の解析に興味がある主として臨床医を対象に広帯域脳波解析、

特にてんかん発作におけるDCシフトや高周波律動の解析をその理論的な背景の概説とともに

実際の脳波データと解析用PCを使用したハンズオン形式で行います。

《 企画の到達目標 》

日本におけるデジタル脳波解析の裾野を広げ、

若い臨床研究者にとって近づきやすいものとすることを目標とします。

また、このような解析ができる高品質な脳波記録の重要性を認識していただき、

今後のてんかん臨床に役立てていただけることを目指します。

プログラム

第一部:臨床のための脳波解析の基礎知識

1 演題:てんかん発作時のwide-band EEG(発作時DC電位・HFOの意義)

2 演者:井内 盛遠(京都市立病院)

3 演題:Wide-band EEG 解析の原理・原則

4 演者:松橋 眞生(京都大学大学院医学研究科附属脳機能総合研究センター)

5 演題:高密度脳波計測の臨床応用

6 演者:藤井 正美(山口県立総合医療センター脳神経外科)

第二部:てんかん発作時DC/HFOの解析ハンズオン

講師:井内 盛遠、松橋 眞生、中谷 光良、村井 智彦

□第51回日本てんかん学会学術集会 ポストコングレス

(てんかん学会とオシロロジーの共催)

 11月3日〜5日の期間、第51回日本てんかん学会学術集会

(大会長 京都大学 池田昭夫教授)が、京都の国立京都国際会館にて開催されます。

 最終日の11月5日(日曜日)におきまして、てんかん学会とオシロロジーの共催で

ポストコングレスシンポジウムを開催する予定です。

http://www.c-linkage.co.jp/jes51/program.html#postcongress

 タイトルは、

「JES2017 postcongress symposium: Advanced ECoG/EEG and Analysis in Epilepsy」

と題し、以下のような内容を予定しております。

てんかん学会に参加されない方でも、ポストコングレスには参加可能です。

参加費無料、登録不要です。ご興味のある方はぜひご参加ください。

 Jean Gotman先生はてんかん性高周波律動の第一人者、

Gerwin Schalk先生は工学的視点からのECoG解析のエキスパートの先生です。

 オシロロジーからも3名の班員の先生方がご発表予定です

(A03班 松本理器先生、A04班 松橋眞生先生、B02班 中嶋浩平先生)。

 また、同会場におきまして、ポストコングレスの休憩時間などを利用して、

ポスター発表を計画しております。

 つきましては、ポスター演題を、オシロロジーのメンバーの皆様から

広く募集させていただきます。5演題程度の発表を計画しております

(日本てんかん学会学術集会のポスター発表からも5演題程度を予定)。

ポスターにおける使用言語は英語とさせていただきます。

もしポスター発表をご希望される先生がいらっしゃいましたら、

武山 takeyama@kuhp.kyoto-u.ac.jp までご連絡ください。

抄録やポスターサイズなどについては、ご希望された先生方へ

追ってご連絡させていただきたいと思います。

数学・情報学・理工学など基礎系・理論系の研究者と、

臨床系研究者との貴重な交流の機会となりますので、奮ってご応募ください。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

以下、ポストコングレスシンポジウムの概要です。

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JES2017 postcongress symposium:

Advanced ECoG/EEG and Analysis in Epilepsy

Date Nov 5th SUN, 2017

Time: 1300-1730 (5 hours) + reception (1730-1830)

Venue: Room D, Kyoto International Conference Center

Steering Committee (Tentative, in alphabetical order)

Akio Ikeda, Amami Kato, Nobuhiro Mikuni, Atsushi Nambu, Masao Matsuhashi, Riki Matsumoto, Hitoshi Yamamoto

Cosponsored by

JSPS Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas "Neuro-oscillology"

gTech, Miyuki-Giken, Nihon-Kohden, Unique Medical (in alphabetical order)

概要

デジタル脳波計による波形データの解析は単なる視察を超えた様々な解析を可能とし、

てんかん焦点の検索や脳機能のマッピング、ブレイン・マシンインターフェースなど

様々に利用されています。

この分野は数学・情報学・理工学など基礎系・理論系の研究者と臨床系研究者とが

密接にかかわりあいながら発展しており、その成果の一端を示しながら、

今後の発展や臨床応用、新たなアイデアなどを話し合う場となることを期待します。

企画の到達目標

この学際的企画を通じて、基礎・理論系の研究者がてんかん研究に、

そして臨床家が最新の信号解析法や数学理論などに対する興味を持つことで、

てんかん病態・脳機能の解明と解析法の臨床応用へ向けて、

双方の協力関係がさらに発展することを目標とします。

Tentative Speakers

13:00-13:05

Opening Remarks: Prof. Akio Ikeda

13:05-15:05

Session 1: Advanced ECoG and EEG analysis for probing brain functions

Chair: Prof. Shozo Tobimatsu, Prof. Atsuo Fukuda

1) Title: Advanced BMI technology using ECoG for brain mapping (tentative)

Dr. Gerwin Schalk (Wadsworth Center, Albany, NY, USA)

30 min talk, 10 min discussion

2) Title: Online superpassive mapping of higher brain functions (tentative)

Prof. Kyosuke Kamada (Asahikawa Medical University, Asahikawa, Japan)

30 min talk, 10 min discussion

3) Cortico-cortical evoked potentials & spectral responses to probe connectivity and cortical excitability

Dr. Riki Matsumoto (Dept. Neurology, Kyoto University, Kyoto, Japan)

30 min talk, 10 min discussion

15:05-15:35

BREAK 30 min with Poster Viewing

Session 2: Advanced ECoG and EEG analysis for probing epileptogenicity

Chair: Prof. Amami Kato, Prof. Hitoshi Yamamoto

15:35-17:25

4) Title: Advanced EEG/ECoG in epilepsy (tentative)

Prof. Jean Gotman (MNI, Montreal, Canada)

30 min talk, 10 min discussion

5) Title: Transfer entropy to evaluate seizure dynamics (tentative)

Dr. Kohei Nakajima (Tokyo University, Tokyo, Japan)

30 min talk, 10 min discussion

6) Title: Wideband ECoG analysis and modeling of seizure generation (tentative)

Dr. Matsuhashi Masao (HBRC, Kyoto University, Kyoto, Japan)

20 min talk, 10 min discussion

Closing remarks: 5 min

Reception with finger foods and cocktails (with Poster viewing)

17:30-18:30 at Room B

Cosponsored by

JSPS Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas "Neuro-oscillology"

gtech, Miyuki-Giken, Nihon-Kohden, Unique Medical (Alphabetical order)

□ オシロロジー後援「日本神経回路学会オータムスクール ASCONE2017」

11月3日(金・祝)~11月6日(月)に、

オシロロジー後援「日本神経回路学会オータムスクール ASCONE2017」が開催されます。

計算論的神経科学の若手育成のために毎年行っている、

合宿形式のワークショップ型スクールです。

本年度のテーマは「脳のリズム」と題して、神経細胞、回路、領域における同期現象と

その脳情報処理への関与、BMI等の情報抽出による情報表現の探求、

疾患や異常状態における同期現象の理解と神経メカニズムの探求等の研究を例題に、

それぞれのレベルでの同期現象と情報所理の理論的・実験的アプローチを

学生・若手研究・者に紹介し、分野に参入する若手を育成する事を目的としています。

詳細については、下記サイトにてご確認下さい。

http://ascone.brainsci.net/

□ 次世代脳 冬のシンポジウム

12月20日(水)- 22日(金)一橋大学一橋講堂

(〒101-8439 東京都千代田区一ツ橋 2-1-2)

12月20日の午前には、オシロロジーを含む4領域合同若手シンポジウムが開催予定です。

ご都合のつく方はぜひご参加ください。

□ 2017年度第2回領域会議

12月23日(土・祝)学術総合センター

(〒101-8439 東京都千代田区一ツ橋 2-1-2)

計画班を中心とした成果発表を行う予定です。

班員の方々は参加必須ということでよろしくお願い申し上げます。

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最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。

次号は2017/10/25 発行予定です。

皆様、本年も引き続きよろしくお願い致します。

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文部科学省新学術領域研究(H27-31)

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」

Mail Magazine Vol.18 2017/9/25 発行(毎月25日発行)

発行・編集人:武山博文(広報・アウトリーチ委員会)

京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54

*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。

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