メルマガハッシン!<オシロロジー Mail Magazine Vol.28>を発行しました。

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」

関連の皆様

大変お世話になっております。 オシロロジー広報・アウトリーチ委員会です。

メルマガVol.28です。発刊が遅くなり大変申し訳ありません。

さっそくですが、今号の目次です。

今年度から、新企画として、

新たに公募班に加わられた班員の先生方の研究紹介の連載を開始いたします。

今号の原稿ご担当は、西村 幸男(にしむら ゆきお) 先生、

花川 隆(はなかわ たかし) 先生です。

お忙しいなか原稿ご執筆まことにありがとうございました。

==◆オシロロジー Mail Magazine Vol.28目次◆==

【1】第二期公募班に関する報告事項

【2】西村幸男先生、花川隆先生・研究紹介(★注目★)

【3】2018年度事業実施報告 2018年度に実施された事業について。

【4】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

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【1】第二期公募班に関する報告事項

第二期公募班に関して、変更がございましたので、報告差し上げます。

A05班 田中真樹 先生(ご所属:北海道大学医学研究院)が辞退されたため、

新たに小山内 実(おさない まこと)先生(ご所属:東北大学・医学系研究科)が

A05班に決定いたしました。

【2】西村幸男先生、花川隆先生・研究紹介 (★注目★)

西村 幸男(にしむら ゆきお) 先生

領域班:C04班

ご所属:公益財団法人東京都医学総合研究所

認知症・高次脳機能研究分野

研究課題名:ヒト脊髄歩行中枢の発振現象の制御

研究紹介:

これまで、ヒトとサルの大脳皮質・中脳辺縁系・脊髄・筋肉で

オシレーションを観察してきました。

今回は、ヒトの脊髄歩行中枢のオシレーションを制御することにより、

脊髄歩行中枢における振動現象の役割について解明できればと思っています。

花川 隆(はなかわ たかし)先生

領域班:A05班

ご所属:国立精神・神経医療研究センター

脳病態統合イメージングセンター

研究課題名:統合イメージングによる脳内ネットワークの

自発的・能動的状態遷移ダイナミクスの解明

研究紹介:

神経ネットワークは、課題遂行時のみならず安静時にも自発的に変動しており、

これらの揺らぎは課題・安静時機能的磁気共鳴画像や脳波で計測可能です。

課題遂行時の能動的な変動と、自発発生的なゆらぎとでは、

その挙動や機序が異なることが予想されますが、

世界的にもほとんど解明が進んでいません。

本研究では、脳波fMRI同時記録を用いて、

課題遂行に必要な脳内ネットワーク状態の切り替えと、

自発的ネットワーク切り替わりの関係性を明らかにすることを目的とします。

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【3】2018年度事業実施報告

2018年度に新たに実施された事業です。

今回は、新たな報告はありませんでした。

皆様、共同研究のための打ち合わせ、セミナー、会議等開催に際しては、

オシロロジーHP内会員ページの「書類(申請・報告)」

にある書類をご提出下さい。

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【4】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

□ オシロロジー後援 国際シンポジウム

「遺伝子導入技術の利用による霊長類脳機能操作とイメージング」

7月31日-8月1日にオシロロジー後援、国際ワークショップ

「遺伝子導入技術の利用による霊長類脳機能操作とイメージング」を開催致します。

霊長類脳研究に遺伝子導入技術を取り入れている国内外の研究者に

最新の成果を発表していただく貴重な機会ですので、

多くの方のご参加をお待ち致しております。

国際ワークショップ

「遺伝子導入技術の利用による霊長類脳機能操作とイメージング」

Monitoring and manipulating brain function in non-human primates

後援 新学術領域: 「多元質感知」, 「オシロロジー」

日時:2018年 7月 31日(火) 13:00 - 20:00

 8月 1日(水) 9:00 - 12:15

場所:量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所 重粒子治療推進棟2階大会議室

参加費:無料(懇親会費:3,000円)

参加申し込みURL:http://www.nirs.qst.go.jp/information/event/2018/NIRSWS.html

(申し込み〆切:7月15日)

*研究交流施設内の宿泊施設(シングル 1泊 2,500円)の利用も可。

概要:

遺伝子操作・導入技術は特定の神経細胞種や神経路への介入と

大規模な神経活動記録を可能にし、

齧歯類を中心に神経ネットワークレベルの機能解明に革新的な展開をもたらしています。

とくに光・化学遺伝学による脳回路操作や2光子イメージングなどの技術は、

マカクザルやマーモセットなど非ヒト霊長類にも適用可能であることが示され、

高次脳機能とその障害の理解にブレークスルーをもたらすことが期待されています。

しかし、利用できる個体数が限られることなどが障壁となり、

サルを対象としたこれらの技術開発と利用は

齧歯類のそれと比較して大きく遅れを取っています。

本国際ワークショップでは、これらの新技術をいち早く取り入れている

国内外の研究者に最新の成果を発表していただき、

それぞれの技術の今後の発展性・可能性について議論することで、

最先端の情報が共有され非ヒト霊長類におけるこれらの技術適用が

促進されることを期待しています。

また、これらの新技術をサル脳科学研究に利用している、

あるいは今後利用しようと考えている研究者に御参集いただき、

個々の研究室で得られた経験や結果を共有するネットワークの構築をめざします。

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□ 「第26回 脳の世紀シンポジウム」

特定非営利活動法人 (NPO) 「脳の世紀推進会議」主催のシンポジウムが開催されます。

興味のある先生方は是非ご参加ください。

「第26回 脳の世紀シンポジウム」

テーマ: 「AIと脳」

主催: NPO法人脳の世紀推進会議

共催: 公益財団法人 ブレインサイエンス振興財団 /

国立研究開発法人 理化学研究所脳科学総合研究センター

日時: 2018年9月12日(水) 開場 9:40 開演 10:10 終演 15:55

会場: 有楽町朝日ホール (東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)

定員: 700名

参加費: 入場無料・要事前申込

特別講演者: 瀬名 秀明 (作家)

※参加申込の受付は6月~7月頃開始予定です。

URL:http://www.braincentury.org/index.php?page=brainsympo_index

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□ ハンズオンセミナー

2018年11月16日(金)- 17日(土)に、生理学研究所(愛知県岡崎市)にて、

ハンズセミナーを予定しています。

詳細が決まりましたら、またアナウンスさせていただきます。

皆様、ご予定のご確認をお願いします。

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□ 2018年度第二回領域会議

2018年度第二回領域会議を、

次世代脳プロジェクト冬のシンポジウム2018

(2018年12月12日(火)-15日(土)、一橋大学一橋講堂)

に合わせて開催予定です。

12月14日午後、あるいは15日午前;総括班・国際活動支援班会議

12月15日終日、あるいは午後: 領域会議

詳細が決まりましたら、またアナウンスさせていただきます。

皆様、ご予定のご確認をお願いします。

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最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。

次号は2018/8/25 発行予定です。

皆様、本年も引き続きよろしくお願い致します。

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文部科学省新学術領域研究(H27-31)

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」

Mail Magazine Vol.28 2018/7/27 発行(毎月25日発行)

発行・編集人:武山博文(広報・アウトリーチ委員会)

京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54

*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。

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