「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」
関連の皆様
大変お世話になっております。 オシロロジー広報・アウトリーチ委員会です。
メルマガVol.29です。
さっそくですが、今号の目次です。
今年度から、新企画として、
新たに公募班に加わられた班員の先生方の研究紹介の連載を開始いたします。
今号の原稿ご担当は、小山内 実(おさない まこと) 先生、
本吉 勇(もとよし いさむ) 先生です。
お忙しいなか原稿ご執筆まことにありがとうございました。
==◆オシロロジー Mail Magazine Vol.28目次◆==
【1】小山内実先生、本吉勇先生・研究紹介(★注目★)
【2】2018年度事業実施報告 2018年度に実施された事業について。
【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。
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【1】小山内実先生、本吉勇先生・研究紹介 (★注目★)
小山内 実(おさない まこと) 先生
領域班:A05班
ご所属:東北大学大学院医学系研究科
研究課題名:マルチモーダル内視鏡による大脳基底核の細胞活動と
電気的振動現象との関係解明
研究紹介:
私はこれまで、シナプスから多細胞レベルに至るまでの神経生理学研究を
行ってきました。
その経験から、近年、脳の機能解明にはマルチスケール計測が必要であると考え、
大脳基底核を主なターゲットとして、顕微鏡、内視鏡、MRI を組み合わせた、
マルチスケールイメージングに着手し始めました。
この新学術領域では、極微細蛍光内視鏡に微小電極を組み合わせた
マルチモーダル内視鏡を開発し、
発振現象の発生機序とその意義について研究を進めます。
本吉 勇(もとよし いさむ)先生
領域班:A05班
ご所属:東京大学大学院総合文化研究科
研究課題名:知覚・行動における振動現象と神経共振
研究紹介:人間の視覚に関する心理物理学・認知神経科学的研究をしています.
最近は,物体・質感の認知と情動反応,注意と意識,運動・時空間知覚,
自然画像統計量とその符号化,過去と未来のトレンドに関する意思決定,
などについて実験的・理論的検討を続けています.
この公募班研究では,
知覚や行動成績のなかに現れる周期的な振動現象を発見・分析し,
その神経基盤(how)と計算論(why)に迫ります.
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【2】2018年度事業実施報告
2018年度に新たに実施された事業です。
□B03班共同研究
B03班(津田・ 伊藤・奈良・山口明宏・山口裕)が 2018年6月26日~28日に、
以下の研究打合せを行いました。
6/26(火):(於)岡山大学
課題1[拘束条件下での神経ネットワークの自己再組織化の数理的解析]について
(a) 変分問題(担当者:津田・奈良)に関する研究進捗状況の報告と討論
(b) 機能分化モデル(担当者:山口裕・山口明宏・津田)に関する
研究進捗状況の報告・討論
6/27(水):(於)岡山大学
課題2[ネットワーク病(担当者:津田・奈良)]に関する
研究進捗状況の報告と討論
6/28(木):(於)京都産業大学
課題3[振動的神経活動の統計解析および機能的意味の検討(担当者:伊藤・津田・奈良)]
に関する研究進捗状況の報告と討論
総合討論:全研究課題の今後の研究展開についての打ち合わせ
□C02-C03班共同研究
2018年8月5日に、C02班(美馬)とC03班(宇川)、湯川善裕(村田病院)が
村田病院において、共同研究打合せを行いました。
C03班(宇川)、C02班(美馬)で静磁場刺激について実地での検討を来ない、
その実験の再現性を検討した。再現性のある結果が得られたものもあったが、
他のパラメタの影響などに大きく依存する可能性も示唆された。
今後、A01班(福田) とも共同で、実験計画を練り直していくことを討議した。
皆様、共同研究のための打ち合わせ、セミナー、会議等開催に際しては、
オシロロジーHP内会員ページの「書類(申請・報告)」
にある書類をご提出下さい。
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【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。
□ 「第26回 脳の世紀シンポジウム」
特定非営利活動法人 (NPO) 「脳の世紀推進会議」主催のシンポジウムが開催されます。
興味のある先生方は是非ご参加ください。
「第26回 脳の世紀シンポジウム」
テーマ: 「AIと脳」
主催: NPO法人脳の世紀推進会議
共催: 公益財団法人 ブレインサイエンス振興財団 /
国立研究開発法人 理化学研究所脳科学総合研究センター
日時: 2018年9月12日(水) 開場 9:40 開演 10:10 終演 15:55
会場: 有楽町朝日ホール (東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)
定員: 700名
参加費: 入場無料・要事前申込
特別講演者: 瀬名 秀明 (作家)
※参加申込の受付は6月~7月頃開始予定です。
URL:http://www.braincentury.org/index.php?page=brainsympo_index
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□ 2018年度第二回領域会議
2018年度第二回領域会議を、
次世代脳プロジェクト冬のシンポジウム2018
(2018年12月12日(火)-15日(土)、一橋大学一橋講堂)
に合わせて開催予定です。
12月14日午後、あるいは15日午前;総括班・国際活動支援班会議
12月15日終日、あるいは午後: 領域会議
詳細が決まりましたら、またアナウンスさせていただきます。
皆様、ご予定のご確認をお願いします。
最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。
今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。
次号は2018/9/25 発行予定です。
皆様、本年も引き続きよろしくお願い致します。
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文部科学省新学術領域研究(H27-31)
「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」
Mail Magazine Vol.29 2018/8/25 発行(毎月25日発行)
発行・編集人:武山博文(広報・アウトリーチ委員会)
京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。
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