メルマガハッシン!<オシロロジー Mail Magazine Vol.31>を発行しました。

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」

関連の皆様

大変お世話になっております。 オシロロジー広報・アウトリーチ委員会です。

メルマガVol.31です。

さっそくですが、今号の目次です。

今年度から、新企画として、

新たに公募班に加わられた班員の先生方の研究紹介の連載を開始いたします。

今号の原稿ご担当は、木津川 尚史(きつかわ たかし)先生、

笹岡 俊邦(ささおか としくに)先生です。

お忙しいなか原稿ご執筆まことにありがとうございました。

==◆オシロロジー Mail Magazine Vol.31目次◆==

【1】木津川尚史先生、笹岡俊邦先生・研究紹介(★注目★)

【2】2018年度事業実施報告 2018年度に実施された事業について。

【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

========================

【1】木津川尚史先生、笹岡俊邦先生・研究紹介 (★注目★)

木津川 尚史(きつかわ たかし)先生

領域班:A05班

ご所属:大阪大学大学院生命機能研究科

研究課題名:リズム間引き込み協調の神経回路基盤

研究紹介:

発話や歩行など、私たちの日常はリズミカルな運動に満ちています。

また脳の神経活動にも多くのリズムが見られます。

これらのリズムでは、リズム間の相互作用的組み込みが見出されています。

本研究では、複雑なステップをリズミカルに走るマウスの脳から

神経活動を記録することにより、

リズムが脳内でどのように生み出され組み合わせられるのかについて

解明することを目指します。

笹岡 俊邦(ささおか としくに)先生

領域班:C04班

ご所属:新潟大学脳研究所 生命科学リソース研究センター 動物資源開発研究分野

研究課題名:ドーパミン受容体及びNMDA受容体変異マウスを用いた

大脳基底核回路の機能解析

研究紹介:本研究では、D1およびD2ドーパミン受容体(D1R, D2R)の発現を

選択的・可逆的に抑制できるマウス(D1R ノックダウンマウス、

D2Rノックダウンマウス)を開発し、

大脳基底核回路の直接路および間接路の情報伝達の抑制により、

運動制御の仕組みと大脳基底核のオシレーションの出現を解析します。

また、直接路、間接路のNMDA 受容体に異常活性化を導入したマウスを用いて

運動症状とオシレーションの出現を解析し、

直接路、間接路の運動制御の役割を明らかにしてゆきます。

========================

【2】2018年度事業実施報告

2018年度に新たに実施された事業です。

□A04-B03班共同研究

2018年10月19日に、A04班(飛松・竹田)とB03(山口(明)・山口(裕))が

九州大学馬出キャンパスにおいて、共同研究打合せを行いました。

A04班、B03班が共同研究を進めている「回転する蛇錯視」の脳磁図データの

解析について、山口(裕)より現在の解析状況の報告が行われました。

これまでに検討を進めてきた

因子分析および隠れマルコフモデルによる解析に加え、

前回の打ち合わせにおいて提案のあったCluster-based permutation testによる

統計検定についても議論を行いました。

その他解析対象とする時間帯などについても議論を進めました。

検討内容を12月開催の第2回オシロロジー領域会議で

ポスター発表することになりました。

□オシロロジー共催「第52回日本てんかん学会学術集会 プレコングレスシンポジウム」

10月25日(木)~27日(土)に開催の「第52回日本てんかん学会学術集会」に合わせて、

10月24日(水)にオシロロジー共催のプレコングレスシンポジウム:

第1回Advanced ECoG/EEG Analysis in Epilepsy(AEEE)研究会

を開催しました。

参加者は70名を超え、大変盛況のうちに閉会しました。

海外からのゲスト・スピーカーも交え、基礎・理論系の研究者と臨床家との議論を通じた交流が行われました。

皆様、共同研究のための打ち合わせ、セミナー、会議等開催に際しては、

オシロロジーHP内会員ページの「書類(申請・報告)」

にある書類をご提出下さい。

========================

【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

========================

□ オシロロジー共催特別講演会(Professor Edward Hiltner Bertram, III)

オシロロジー共催の講演会を下記のように開催いたします。

興味のある方はぜひご参加ください。参加無料、登録不要です。

~特別講演~

演者:Edward Hiltner Bertram, III 教授

(Secretary general, ILAE, バージニア大学脳神経内科教授)

演題:「The Challenges of Epilepsy Surgery: How Should We Change?」

日時:平成30年10月29日(月) 18時00分~19時00分

場所:京都大学医学部附属病院 北病棟8階カンファレンスルーム

主催:京都大学大学院医学研究科てんかん・ 運動異常生理学講座

共催:文部科学省新学術領域研究

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」(15K21731)

□ ハンズオンセミナー動物実験編

ハンズオンセミナー動物実験編として

「Oscillology トレーニングコース」を実施します。

日時:平成30年11月16日(金)午前9時 ~11月17日(土)午後5時

場所:自然科学研究機構 生理学研究所 生体システム研究部門

(明大寺地区7階)

内容:

 実験動物の脳から神経活動を記録し、解析を行う。電極作製実習、

 実験動物からの神経活動記録実習、データ解析演習など。

対象:

 「オシロロジー」の計画班、公募班の班員、および所属研究室の

 研究者 (大学院生も含む)で、動物実験の経験があまりない人。

募集人員:

 10人(多数の場合は、若手を中心に選考します)。

申し込み方法:

 10月3日にオシロロジー班員あてに送った連絡メール

 [新学術領域オシロロジー 058] 11月16・17日 オシロロジー

 ハンズオンセミナー のお知らせを参照し、記載してあるページから

 申し込んでください。

 締め切りは、10月31日 (木)13:00 です。

奮ってご参加下さい。

□ 2018年度第二回領域会議

2018年度第二回領域会議を、

次世代脳プロジェクト冬のシンポジウム2018 (2018年12月12日(火)-15日(土)、

一橋大学一橋講堂)に合わせて開催予定です。

12月14日14時-15時;データベース委員会

12月14日15時-18時; 総括班・国際活動支援班会議

12月15日終日: 領域会議

12月15日の領域会議は、原則として班員は参加必須でよろしくお願いします。

詳細が決まりましたら、またアナウンスさせていただきます。

皆様、ご予定のご確認をお願いします。

最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。

次号は2018/11/25 発行予定です。

皆様、本年も引き続きよろしくお願い致します。

=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆

文部科学省新学術領域研究(H27-31)

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」

Mail Magazine Vol.31 2018/10/25 発行(毎月25日発行)

発行・編集人:武山博文(広報・アウトリーチ委員会)

京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54

*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。

=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆=◆