メルマガハッシン!<オシロロジー Mail Magazine Vol.37>を発行しました。

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」

関連の皆様

大変お世話になっております。 オシロロジー広報・アウトリーチ委員会です。

メルマガVol.37です。

さっそくですが、今号の目次です。

昨年度から、新企画として、新たに公募班に加わられた班員の先生方の

研究紹介の連載を開始しておりましたが、今号で最後となりました。

今号の原稿ご担当は、松井 広(まつい こう)先生、

三枝 理博(みえだ みちひろ)先生です。

お忙しいなか原稿ご執筆まことにありがとうございました。

==◆オシロロジー Mail Magazine Vol.37目次◆==

【1】松井広先生、三枝理博先生・研究紹介(★注目★)

【2】2018-2019年度事業実施報告 2018-2019年度に実施された事業について。

【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

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【1】松井広先生、三枝理博先生・研究紹介(★注目★)

松井 広(まつい こう)先生

領域班:C04班

ご所属:東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野

研究課題名:神経活動振動への介入法の開発と応用

研究紹介:

オプトジェネティクスは、もっぱら神経活動制御に用いられてきましたが、

本研究者は、これをグリア活動制御に利用するという

独自のアプローチを採ってきました。

グリア光操作によって、グリア本来の神経信号修飾作用を惹起し、

神経発振を含む神経活動を、強力に左右させることができる、

という発見もしてきました。

この基本原理を追究した先に、グリアを介して、

精神疾患を含む脳病態を制御する道筋も拓けることが期待されます。

三枝 理博(みえだ みちひろ)先生

領域班:A05班

ご所属:金沢大学 医薬保健研究域 医学系 統合神経生理学

研究課題名:時計ニューロン集団による概日リズム発振の神経生理学的基盤解明と操作

研究紹介:

視交叉上核(SCN)の中枢概日時計は、

不安定な概日振動能を持つ多数のニューロンの集団発振機構である。

異なる性質・役割を持つ複数のニューロンタイプから成る神経ネットワークであり、

極めて安定した概日リズムを発振する。

本研究では、SCN神経ネットワークの概日振動を

ex vivo, in vivoでニューロンタイプ特異的に計測・操作し、

SCNによる概日リズム発振の原理解明を目指す。

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【2】2018-2019年度事業実施報告

2018-2019年度に新たに実施された事業です。

□ B03-C02班 共同研究打ち合わせ

2019年3月18日に、B03班(伊藤)とC02班(神作・藤木)が

獨協医科大学において、共同研究打合せを行いました。

発振脳の研究成果発表として企画されている「Neuroscience Research特集号」に

Brain-Machine InterfaceとNeuron Operant Conditioningの概説論文を

投稿する計画である為、論文のテーマ、作業方法などに関して打合せを行いました。

皆様、共同研究のための打ち合わせ、セミナー、会議等開催に際しては、

オシロロジーHP内会員ページの「書類(申請・報告)」

にある書類をご提出下さい。

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【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

□ 研究集会「てんかんの数学的研究」

京都大学数理解析研究所の共同利用事業として、

B03班の行木孝夫先生(北海道大学大学院理学研究院数学部門)の主催で、

研究集会「てんかんの数学的研究」を

2019年6月11日(火)〜12日(水)に開催いたします。

会場は、京都大学医学部附属病院第2臨床講堂です。

オシロロジーで開始した数理系と医学系の共同研究をもとに、

広く数理系と医学系相互の理解を進めることを目指しています。

詳細が決まり次第、アナウンスさせていただきます。

□ 2019年度第1回領域会議

2019年度の第1回領域会議が、下記のように開催されます。

日時:2019年6月17日(月)16:00受付開始 〜 19日(水)11:00終了予定

場所:ANA Intercontinental 万座ビーチリゾート

〒904-0493 沖縄県国頭郡恩納村字瀬良垣2260 番地

HP: https://www.anaintercontinental-manza.jp/

電話: 098-966-1211

開催概要は会員ページにアップしておりますので、ご確認ください。

本会議では、新規公募班の先生方には口頭発表(15分)にて、

二期連続の公募班の先生方にはポスターにて成果報告をしていただく予定です。

なお、領域会議は、原則として班員はご参加ください。

特に第Ⅱ期公募班の先生方はぜひともご参加お願いします。

□ 2019年度オシロロジー国際会議

2019年度オシロロジー国際会議の開催日程が、

2019年11月17日(日)〜20日(水)に決定しました。

場所は、京都大学を予定しています。

詳細が決まり次第、アナウンスさせていただきます。

最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。

次号は2019/05/25 発行予定です。

皆様、本年も引き続きよろしくお願い致します。

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文部科学省新学術領域研究(H27-31)

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」

Mail Magazine Vol.37 2019/4/25 発行(毎月25日発行)

発行・編集人:武山博文(広報・アウトリーチ委員会)

京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54

*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。

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