メルマガハッシン!<オシロロジー Mail Magazine Vol.39>を発行しました。

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」

関連の皆様

大変お世話になっております。 オシロロジー広報・アウトリーチ委員会です。

メルマガVol.39です。

さっそくですが、今号の目次です。

今号は、

班員の小金丸聡子先生(C02班)より、

獨協医科大学生理学(生体情報)講座准教授ご就任のご挨拶の原稿をいただきました。

お忙しいなか原稿ご執筆まことにありがとうございました。

==◆オシロロジー Mail Magazine Vol.39目次◆==

【1】小金丸聡子先生(C02班):

獨協医科大学生理学(生体情報)講座准教授ご就任のご挨拶(★注目★)

【2】2019年度事業実施報告 2019年度に実施された事業について。

【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

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【1】 小金丸聡子先生(C02班):

獨協医科大学生理学(生体情報)講座准教授ご就任のご挨拶(★注目★)

先生方

C02班(美馬班)の小金丸聡子と申します。

この度、2019年1月1日に獨協医科大学生理学(生体情報)講座、

神作憲司教授(C02班)のもと、准教授職を拝命いたしました。

今後は、基礎医学研究として臨床神経生理学手法を用いた

システム脳科学研究を進めていくと共に、ライフワークである

非侵襲的脳刺激による脳可塑性の誘導と障害機能回復の研究を

神作教授の開発したBMIシステムと連動させて、さらに発展させていく予定です。

オシロロジー領域におきましては、

神経活動の振動、同期などの神経ダイナミクスを非侵襲的脳刺激により調整し、

タイミング依存的可塑性と行動変化を健常者で誘導すると共に、

患者においても機能回復を促す事を見出しております。

今年度は、本知見をさらに拡張し、

多様な脳疾患でのテーラーメイド振動刺激の開発に取り組む所存です。

先生方におかれましては、

今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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【2】2019年度事業実施報告

2019年度に新たに実施された事業です。

□ オシロロジー共催セミナー

「Young brains tick different - Development of neocortical circuits」

2019年5月29日に、オシロロジー共催セミナー

「Young brains tick different - Development of neocortical circuits」を

浜松医科大学で開催しました。

昨年度の国際共同研究加速基金の支援を得て福田(A01班)が訪独した

Johannes Gutenbeg University MainzのProf. Heiko J. Luhmannを

今年は浜松医科大学に迎え、

発達期の発振現象とその異常に関する国際共同研究推進のため、

活動電位、細胞内Ca、脳波、電場電位など

インビボ/インビトロでの発振現象の成因についての研究打ち合わせを行いました。

その後、「Young brains tick different - Development of neocortical circuits」について

最近の研究成果を解説していただいた。

解説は学内学術セミナー形式として学内全職員・大学院生に開催を通知し、

総勢約30名が参加して、活発な議論が行われました。

□ A03-A04-C01班共同研究

2019年6月16日に、A03班(松本)、A04班(松橋・永井)、C01班(虫明)が

ANAクラウンプラザホテル沖縄において、

共同研究のdata検討・打ち合わせを行いいました。

プロポフォール麻酔下でのSEP.脳表電極刺激後のECoG/LFPの解析について、

現在までの解析状況・結果の供覧を行いました。

SEPのLFPについては、一部非典型的ととれる波形も見られ

そのprofileの追加確認は行うこととしました。

脳表電極刺激時の記録については、

記録波形のsaturationが問題となっていることを示しました。

電極刺激でのmodulationに関しては、評価できる範囲は限られるが、

プロポフォール麻酔下でのintrinsicなcolumn内変化を浅層・深層で評価した上で

見るようにすべきだろうと議論しました。

□ 2019年度第1回領域会議

2019年6月17-19日に、沖縄にて2019年度第1回領域会議が開催されました。

6月17日は津田一郎教授・行木孝夫准教授(B03班)講演、

6月18日は銅谷賢治教授(沖縄科学技術大学院大学)講演および

計画班・公募班の活動報告、ポスター発表(26演題)、

6月19日は小グループによるディスカッションを行いました。

2日間の講演は今後の研究活動において大変貴重なものとなり、

3日間に渡って81名の参加者による活発な議論が行われ、

盛会のうちに終えることができました。

皆様、共同研究のための打ち合わせ、セミナー、会議等開催に際しては、

オシロロジーHP内会員ページの「書類(申請・報告)」

にある書類をご提出下さい。

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【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。

□ 2019年度オシロロジー国際会議

2019年度オシロロジー国際会議の開催を、

2019年11月17日(日)〜19日(火曜)に予定しております。

場所は、京都大学です。

詳細が決まり次第、アナウンスさせていただきます。

□ 2019年度第2回領域会議

2019年度の第2回領域会議の開催日程が、

2019年12月20日(金)〜21日(土)に決定いたしました。

場所は東京を予定しています。

詳細が決まり次第、アナウンスさせていただきます。

領域会議は、原則として班員はご参加ください。

最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。

次号は2019/07/25 発行予定です。

皆様、本年も引き続きよろしくお願い致します。

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文部科学省新学術領域研究(H27-31)

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」

Mail Magazine Vol.39 2019/6/25 発行(毎月25日発行)

発行・編集人:武山博文(広報・アウトリーチ委員会)

京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54

*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。

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