「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」
関連の皆様
大変お世話になっております。 オシロロジー広報・アウトリーチ委員会です。
メルマガVol.40です。
さっそくですが、今号の目次です。
今号より、特集として、各計画班代表より
「5年間を振り返っての総括」のテーマで
原稿を執筆いただくこととなりました。
今号は、A01班の福田敦夫先生に原稿をご執筆いただきました。
福田先生、お忙しいなか原稿ご執筆まことにありがとうございました。
==◆オシロロジー Mail Magazine Vol.40目次◆==
【1】福田敦夫先生(A01班):「5年間を振り返っての総括」(★注目★)
【2】2019年度事業実施報告 2019年度に実施された事業について。
【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。
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【1】 福田敦夫先生(A01班):
「5年間を振り返っての総括」(★注目★)
私にとってこの5年間は本当にあっという間でした。
多くの共同研究も生まれ、現在も進行中です。
初年度の国際共同研究加速基金の支援でスタートした、
Yale大学Kahle博士との共同研究は、ようやくrevise投稿までこぎつけました。
その他の領域内共同研究に関しても、
論文になるのにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、
学会発表は順調に行っています。
それだけに、この流れをこのまま終わらせるのは非常にもったいないと思っています。
たとえ形を変えてでも、
是非ともオシロロジーを継続していって欲しいと思っています。
さて、5年間を振り返るということですが、その前の準備段階から入れると、
私にとっては7年経過しています。
始まりは2012年7月の、とても暑い日の岡崎での国際シンポジウム
「神経オシレーション:共振とディスリズミア」でした。
その際に池田先生と、これを何とか新学術領域として立ち上げられないか
ということを話したのを覚えています。
懇親会が終わってそのままバルセロナのヨーロッパ神経科学会に出席して、
一週間後にまた生理研に車を取りに戻るという、個人的にも忘れられない会でした。
その後、神経オシレーション研究会を発足させ、
それを発展させる形で新学術領域への申請に繋がりました。
新学術領域の申請にあたっての準備では、何度も京都に行かせていただきました。
おかげさまで、だいぶ京都に詳しくなりました。
秋の東山や、国立博物館、三十三間堂など、
会議の合間に一人でぶらっと尋ねたことも良い思い出です。
新学術領域への領域提案では、
1回目(発振脳)で首尾よくヒアリングまでは行ったのですが(南部、美馬、福田)、
残念ながら次点でした。2回目(発振脳)はヒアリングにも呼ばれず、
少々落胆しましたが、そこで諦めず、3回目(オシロロジー)にチャレンジしたことが、
見事採択という良い結果につながりました。
班活動での楽しい思い出といえばやはり夏の班会議です。
第1回の福岡に始まり、札幌、湯河原、大沼(函館)、そして今年の沖縄と、
実に色々な所に行くことができました。
やはりそういう場所では気分も高揚するので、
そこでまた一段と会員同志の交流も深まりました。
また、美馬先生が主催した立命館での第1回国際静磁場刺激ワークショップでは、
前日の先斗町での懇親会も含め、とても議論が盛り上がりました。
しかし、その翌朝に大きな地震にあい、新幹線がすべて止まったので、
その日の講義の予定を人に代わってもらい、
浜松にたどり着いたのが夜になってしまいました。
とにかく思い出深い7年間でした。
どうもありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
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【2】2019年度事業実施報告
2019年度に新たに実施された事業です。
今回は、新たな報告はありませんでした。
皆様、共同研究のための打ち合わせ、セミナー、会議等開催に際しては、
オシロロジーHP内会員ページの「書類(申請・報告)」
にある書類をご提出下さい。
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【3】その他の行事予定 今後予定されている行事について。
□ オシロロジー共催
「Neuro2019サテライトシンポジウム(7/24)及びシンポジウム(7/27)」
2019年7月25日(木)~28日(日)新潟にて開催される「Neuro2019」、
オシロロジー共催「サテライトシンポジウム(7/24)」
及び「シンポジウム(7/27)」のご案内です。
(1)サテライトシンポジウム
「大脳基底核の機能と疾患の新たな理解~基礎と臨床~」
7月24日(水)13:00-18:15、朱鷺メッセ 3F 306+307号室
https://www.nips.ac.jp/sysnp/Symposium/BG2019/ https://www.nips.ac.jp/sysnp/Symposium/BG2019/program.html
(2)シンポジウム「大脳基底核の機能の新たな理解:正常と疾患」
7月27日(土)16:30-18:30、第2会場(2F メインホールA)
https://www.nips.ac.jp/sysnp/Symposium/BG2019/sasaoka/
https://neuro2019.jnss.org/program.html#sympo
両シンポジウムとも、大脳基底核の正常と病態生理に関して、
最新のデータに基づいて議論する予定です。是非、ご参加下さい。
南部 篤(生理学研究所)、笹岡俊邦(新潟大学脳研究所)
□ 第34回日本大脳基底核研究会
2019年8月24日(土)~25日(日)に、
オシロロジー共催の第34回日本大脳基底核研究会が、
鳥取県米子市皆生グランドホテル 天水で開催されます。
以下、世話人の花島先生からのご紹介文です:
本研究会は、大脳基底核に携わる基礎研究者と臨床医が合宿形式で集まり、
互いの最新の研究成果を交換し、討論しあう他にはないユニークな会です。
今回は脳神経内科が世話人を務め、
「基底核の症状を再考する」をテーマといたしました。
"大脳基底核と小脳系の情報の統合"と
"錐体外路症状は、大脳基底核がどう障害されて出現するのかー
脳のリズムなどから考える"というテーマでのシンポジウムを設け、
大脳基底核の役割や、臨床症状との関連について新しい視点で考え
大脳基底核に対する理解が深められればと思います。
ご参加だけではなく、
一般演題・ビデオセッションのお申し込みもお待ちしております。
会場は鳥取県の米子市の皆生温泉です。
皆生温泉は、米子鬼太郎空港から車で20分ほどの海辺にあり、
『都市景観100選』に選ばれたこともある
日本海と大山を背景とする景観の良いところです。
是非、温泉でリフレッシュしながら、
大脳基底核について存分に議論していただければと思います。
多くの先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。
プログラムなどの詳細や、参加・演題申し込みは、
日本大脳基底核研究会HP (http://www.nips.ac.jp/jbags/) をご覧くださいませ。
後援:公益財団法人とっとりコンベンションビューロ
共催:新学術領域「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」
お申込みは
https://www.nips.ac.jp/jbags/Data/application2019a.html
(参加申し込み)
https://www.nips.ac.jp/jbags/Data/presentation2019a.html
(演題+参加申し込み)
からご登録ください。
開催概要
会期:2019年8月24日(土)・25日(日)
会場:米子市皆生グランドホテル 天水
https://www.nips.ac.jp/jbags/kaisaibasho.html https://www.kaike-grandhotel.co.jp/tensui/
会長:花島律子 (鳥取大学医学部脳神経医科学講座脳神経内科学分野 教授)
参加費
○全日程参加(一人部屋)(懇親会と朝食付):30,000円 (学生は申し込みできません)
○全日程参加(4人部屋) (懇親会と朝食付き):25,000円 (学生10,000円)
○研究会参加+懇親会(宿泊無し):15,000円 (学生5,000円)
○研究会のみ参加(懇親会・宿泊無し):10,000円(学生無料)
第34回日本大脳基底核研究会世話人
鳥取大学医学部脳神経医科学講座脳神経内科学分野 花島律子
□ 2019年度オシロロジー国際会議
2019年11月17日(日)〜19日(火曜)に、
2019年度オシロロジー国際会議が、京都大学芝蘭会館にて開催されます。
詳細が決まり次第、アナウンスさせていただきます。
□ 2019年度第2回領域会議
2019年度の第2回領域会議が、
2019年12月20日(金)13:00 - 17:00 & 21日(土)9:00- 16:30に
東京にて開催されます。
詳細が決まり次第、アナウンスさせていただきます。
領域会議は、原則として班員はご参加ください。
最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。
今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。
次号は2019/08/25 発行予定です。
皆様、本年も引き続きよろしくお願い致します。
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文部科学省新学術領域研究(H27-31)
「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」
Mail Magazine Vol.40 2019/7/25 発行(毎月25日発行)
発行・編集人:武山博文(広報・アウトリーチ委員会)
京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。
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