No.11 「2光子励起顕微鏡法の基礎技術と応用」


 二光子励起顕微鏡は、高い深部到達性と空間解像を持つ新しい断層顕微鏡法であり、細胞や臓器の機能の可視化に有効であり、普及しつつあるが、その運用は必ずしも容易ではない。
 この際、光学顕微鏡自体の性能や操作法の知識が少なく、十分な性能を引き出すことができずにいる場合も多い。そこで、本コースでは、光学顕微鏡の基本的操作法、超短光パルスレーザーのビーム調整など、二光子励起顕微を運用する際の基本技術を講習し、また、膵臓外分泌腺、ランゲルハンス島、脳スライスなどを用いた実験を行い、二光子励起顕微鏡法の実際を学ぶことを目的とする。
尚、試したい標本があれば持ち込んでいただいても結構です(事前に連絡してください)。

 

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