No.13 遺伝子改変マウスを用いた学習と行動の解析


 トランスジェニックマウスやノックアウトマウスなどの遺伝子改変マウスを作成する技術は急速に普及している。これまで多数の遺伝子改変マウスが樹立されており、今後さらに増加すると考えられる。遺伝子改変マウス作成の技術とは別に、
(1)すでに樹立されているマウスを維持管理して自分の研究に応用したいと考えている方
(2)学習・行動に関する解析に興味を抱いている方
を対象にして今回のトレーニングコースを企画した。
 具体的には、当研究室で樹立したグルタミン酸脱炭酸酵素遺伝子(GAD)ノックアウトマウスなどを用いて以下の講議と実習を予定している。
 1)遺伝子改変マウスの維持と管理:飼育管理および繁殖方法の基本。遺伝子改変マウスの同定法。
 2)学習・行動に関する解析:扁桃体が重要な役割を果たすことが知られている恐怖条件付け学習の原理と行動解析方法について遺伝子改変マウスと野生型マウスとの比較検討を通して実習する。

 

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