南部 篤 (生体システム部門)
覚醒下の実験動物に様々な課題を遂行させ、その際の神経活動を記録・解析するという「慢性実験」は、神経回路が実際に生体内でどのように働いているかを解明する上で強力な手段です。
また、様々な脳領域に刺激電極を留置しておくことにより、従来の急性実験と同様に電気生理学的に神経回路を解析することも可能です。さらに、神経解剖学的研究において標識物質の注入部位を生理学的に同定する際にも、慢性実験のセットアップは有用です。
しかし、このような実験技術は手から手へと受け継がれることが多く、なかなか体系だって習得する機会が少ないのが現状です。本コースでは、このような慢性実験を始めたばかり、あるいはこれから始めようとする研究者や大学院生を対象に、講義・実習を行います。
2004年
2003年
2005年のコースの詳細に関しては未定ですが、これまでのコースを踏襲して、以下のことを計画しています。
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