【2023年度終了】スライスパッチクランプ法を用いた神経活動・シナプス・回路解析 【2~4日間】
日程 | 2024年1月~2月 ※申込状況に応じて日程を調整します。 | |
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場所 | 自然科学研究機構 生理学研究所 | |
受講料 | 1日25,000円 | |
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ご要望におこたえして、2023年度も開催いたします!
電気生理学的手法は、脳神経系の細胞の活動を高い時間分解能で解析することができる優れた実験技術です。本コースを担当する時系列細胞現象解析室では、「三者間シナプスの情報処理機構」と「神経回路の活動制御機構」をテーマとした電気生理学実験を進めています。
「三者間シナプスの情報処理機構」をテーマとした研究では、三者間シナプスの概念に基づき、神経伝達物質輸送体に着目し、神経情報処理システムの分子細胞基盤の解明を目指しています。 また、遺伝子改変病態モデル動物の解析による脳神経疾患の発症機序の追究、電気生理学、組織学、薬理学など基本的な実験手法に加えて、光解除性物質をはじめとする最新技術の導入を進めています。「神経回路の活動制御機構」をテーマとした研究では、主に運動を制御する大脳皮質や基底核において、電気生理学的手法、神経細胞・回路モデルによるシミュレーション解析、行動解析等を用いることで、機能と関連した神経回路を同定し、局所神経回路や脳部位間の活動制御機構を明らかにすることを目指しています。
本コースでは、パッチクランプ実験の原理を理解すると共に、スライスパッチクランプ法を自身の研究目的に即して実際に適用できるようになることを目標とした実習を行います。実習内容の詳細は、受講者が決まってから別途打ち合わせを行って調整していきます。
実習可能な内容例
- マウスやラットの脳スライス標本の作製
- current clamp法ならびにvoltage clamp法を用いた神経細胞の発火活動やシナプス電流の記録
- データの解析方法の概説
お勧めする対象
- スライスパッチクランプ法を新たに導入することを考えている方
- パッチクランプ実験で特に習得したい実習内容がある方
習得できる技術や実習の目標
(選択する受講内容によって変わります)
- パッチクランプ実験の原理の理解
- 実験用セットアップの構築
- スライスパッチクランプ法を各自の研究目的に即して実際に適用できることを目指します
- 自社で今、必要な技術を集中して受講することも可能です
コース担当
時系列細胞現象解析室
その他
- 申込状況によっては、早めに募集を締め切ることがあります。
- 申込者多数の場合は、調整させていただくことがあります。