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自然科学研究機構 生理学研究所 生体機能調節研究領域



研究内容


 ヒトをはじめとする動物生体は、内的ならびに外的環境の変化に即応しながらも体内の内部環境をできるだけ一定に保とうとする機構を備えています。このような生命現象は、広くホメオスタシス(恒常性維持機構)として知られています。とりわけ視床下部は、ホメオスタシスの調節系である自律神経系、内分泌系、免疫系の高位中枢として、個体の生命維持ならびに系統維持のための基本的な諸活動を調節しています。
 当研究室では、ホメオスタシスの中でも特に、摂食行動とエネルギー消費機構からなる生体のエネルギーバランスに注目し、視床下部による生体エネルギーバランス調節作用の解明、およびその破綻による肥満や糖尿病、メタボリック・シンドローム発症メカニズムの解明のため、実験動物(マウスやラット)や培養細胞を用いて以下のような研究を行っています。

  • 摂食行動と糖・脂質代謝に及ぼす視床下部の調節機構
  • レプチン、アディポカインの細胞内シグナル伝達機構
  • AMPKの代謝調節作用と病態との関連
  • 糖・脂質代謝解析法の新規開発



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