2015年度 生理学研究所 研究会 本文へジャンプ

生物学的階層構造をまたぐ
セルセンサー情報伝達に関する戦略的研究開発

2015年9月14日(月)〜15日(火)

自然科学研究機構 岡崎コンファレンスセンター 中会議室 


ご案内

  近年、分子・細胞生物学的研究の進展が急速に進み、様々な生体応答が分子・細胞レベルで説明可能となりつつあります。しかし特定の分子機能によって生体応答のすべてが説明可能である訳ではなく、分子/細胞/臓器/生体レベルという様々な生物学的階層が存在することから、より詳細で深い理解や生体機能の本質を理解するためには、そうした階層をまたぐ情報伝達経路の解明が必須であります。にもかかわらず、現在、生物学的階層間をまたぐ研究は極めて少なく、この階層を意識した戦略的な研究が求められています。一方、大きく研究を進展させるためには新たな研究技術の開発が必須であり、日進月歩する科学技術をタイムリーに導入することも必要であります。  本研究会では、環境変化に対する生体応答に必須であるセルセンサー分子に着目し、そこから生じる分子間レベルのシグナル伝達の修飾、それにより誘導される細胞レベルの応答や細胞間レベルの動態変化、さらに組織・臓器レベルでの局所応答、そして最終的に起こる生体レベルの環境適応といった様々な生物学的階層構造をまたぐ、情報伝達経路に関する最新の研究を紹介するとともに、そうした研究を推進させる新しい研究手法の開発などの発表を企画しています。階層構造をまたぐ研究から、セルセンサー分子から生体応答までを有機的につなぐ情報伝達経路の統合的解明のため、そのための新しい研究分野を切り開くべく本研究会を開催する予定です。

   
代表者  高橋 信之 (東京農業大学 応用生物科学部) 
生理研世話人 古江 秀昌 (生体情報研究系 神経シグナル研究部門)

 


  


お知らせ

更新日  2015年 9月 15日 

 
2015.09.15
 研究会は25名の参加で、活発な議論が行われました。ありがとうございました。
2015.09.09
 参加フォームからの登録は締め切りましたが、当日参加も歓迎します。
2015.09.08  受付は、12時30分よりコンファレンスセンター エントランスにて行います。
2015.09.08
 プログラム(確定版)をアップしました。
2015.08.03  参加フォームよりお申込みいただけます。
2015.08.03  HPを開設いたしました。