[In Japanese]

生理研研究会「人工知能技術と科学の協調と展開」

Date:2021.07.16 ~2021.07.17     
Registration period:2021.07.08

研究会の概要

近年、人工知能(AI)の普及により様々な分野でAI技術を用いたシステムやサービスが普及し、我々の社会生活の中に浸透しつつあります。研究においてもAI技術が組み込まれ、既存の手法では見過ごされてきた重要な情報が可視化できるようになり、科学とAI技術の調和が基礎・応用研究分野において革新をもたらしています。しかしながら、現在、広い研究分野でAI技術が用いられているにも関わらず、分野越境し、議論を深める場はそう多くありません。AI技術のさらなる発展や新たな価値の創生にはこのような分野越境による議論が必要であると考え研究会を企画しました。研究会では様々な領域でAI技術を用いて研究に取り組んでいる研究者の方々をお迎えし、多角的視点からAI技術と科学の協調と展開について議論を進めます。また、本研究会を通して将来の連携につながる交流の場を構築します。

代表者

吉村 奈津江(東京工業大学 科学技術創成研究院)

所内対応者

北城 圭一(生理学研究所 システム脳科学研究領域 神経ダイナミクス研究部門)

世話人

上原 一将(生理学研究所 システム脳科学研究領域 神経ダイナミクス研究部門)

連絡先

uehara@nips.ac.jpまでお問い合わせください。

日時

2021年7月16日(金) ~ 2021年7月17日(土)

場所

オンライン(Zoom開催)

参加申し込み

締め切りました。

プログラム・抄録集

配布は終了しました。

情報交換会

講演者の方々あるいは参加者間で交流を深めるために1日目と2日目終了後にオンライン情報交換会を開催いたします。
参加者の方でもしご自身の研究について議論したいことがありましたらポスターや資料などご準備いただき、その場で発表や議論をしていただけるような自由な場を設けたいと思っております。
情報交換会はバーチャル会議ツールRemoを使用する予定です。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

スピーカー・プログラム

7月16日(金)
12:50 開会の挨拶
13:00-13:40 細谷晴夫(国際電気通信基礎技術研究所) 高次視覚野の計算理論:顔認識系から一般物体表象へ
13:40-14:20 宮脇陽一(電気通信大学大学院 情報理工学研究科) 深層ニューラルネットワークモデル・脳磁場計測・超高磁場MRI計測の融合による認識行動ダイナミクスの高時空間分解能解析の試み
14:20-14:30 休憩
14:30-15:10 栁澤琢史(大阪大学 高等共創研究院) 脳AI融合の医学
15:10-15:50 山下祐一(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所) 計算論的精神医学:精神医学における人工知能技術の役割と展望
15:50-16:30 古屋晋一(ソニーコンピュータサイエンス研究所) 人工知能技術を用いた演奏家の技能や疾患の理解の深化
16:30-16:45 休憩
16:45-17:15 議論1 【モデレーター】
渡辺英治(基礎生物学研究所)
近添淳一(株式会社アラヤ)
17:30- 情報交換会1(Remo)
7月17日(土)
9:00-9:40 森本 淳(京都大学 情報学研究科/国際電気通信基礎技術研究所) ヒューマノイドロボットの階層的な運動制御
9:40-10:20 山川雄司(東京大学大学院 情報学環) 高速視覚を用いたロボット制御に基づくダイナミックインタラクション
10:20-10:30 休憩
10:30-11:10 中臺一博(東京工業大学/ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン) ロボット聴覚・音環境理解研究とその展開
11:10-11:50 長井志江(東京大学 国際高等研究所) 構成論的発達科学:脳の一般原理に基づく認知発達と発達障害
11:50-12:00 休憩
12:00-12:30 議論2 【モデレーター】
下田真吾(理研CBS-トヨタ連携センター)
宮田なつき(産業技術総合研究所)
12:30-12:40 閉会の挨拶
12:40- 情報交換会2(Remo)

モデレーター

氏名 所属
宮田なつき 産業技術総合研究所
渡辺英治 基礎生物学研究所
下田真吾 理研CBS-トヨタ連携センター
近添淳一 株式会社アラヤ