[In Japanese]

生理研研究会「大規模脳活動計測〜我々は何を測り、どこへ行くのか?」

Date:2024.09.04 ~2024.09.05     
Registration period:2024.08.02

研究会の概要

現在、脳研究では大規模神経活動計測が多くの研究室で行われている。しかし、大規模計測から脳機能理解に至るためには、データ取得やデータ処理に関する幾つもの技術的困難を乗り越えた上で、「多次元時系列データからの意味の抽出」や「時系列活動データとネットワーク構造との照合」など、まだ誰も解決できていない問題に挑むことになる。

そこで、大規模脳活動計測に関わる研究者が集まって、
1) データ取得およびデータ処理の原理原則を再確認する
2) 他の研究者の実験系や解析から新たなアイデアを得る
ことによって参加者各自の研究を大きく発展させることを目的として、本研究会を開催する。

具体的には、さまざまな対象に対して先端的な脳活動計測・解析を行っている、または理論面から先端的な脳機能解析を行っている研究者の方々にお集まり頂くと共に、ポスターセッションを開催して院生や若手研究者による現場レベルの情報交換を行って頂きたい。

日時

2024年9月4日(水)~ 9月5日(木)

場所

対面のみ(生理学研究所1階 大会議室)

代表者

木村 幸太郎(名古屋市立大学 大学院理学研究科)

所内対応者

北城 圭一(生理学研究所 システム脳科学研究領域 神経ダイナミクス研究部門)

世話人

岡崎 由香(生理学研究所 システム脳科学研究領域 神経ダイナミクス研究部門)

連絡先

ndconf@nips.ac.jpまでお問い合わせください。

懇親会費

金額は決定次第、お知らせいたします。
上記は当日、受付でお支払いください。

参加登録・ポスター演題の締め切り

7月下旬(予定)に参加登録フォームのリンクを掲載します。

ポスターについて

ポスターボードのサイズは横90cm × 縦120cm です。
ポスター言語は英語、日本語どちらでもかまいません。

参加登録

締め切り:2024年8月2日 (金)正午

参加申し込みを終了しました。

使用言語

日本語です。

プログラム・抄録集

プログラム(PDF) updated on 2024/8/28

スピーカー・プログラム

9月4日(水)
9:00- 受付、ポスター掲示
10:00-10:10 開会の挨拶(木村幸太郎、北城圭一)
10:10-10:50 豊島有 (東京大学) 線虫の全脳活動計測: 神経回路の情報処理の理解を目指して
10:50-11:30 久保郁 (理化学研究所) ゼブラフィッシュにおける神経ネットワーク解析:大規模神経活動イメージングとそれに直交するアプローチ
11:30-12:10 北西卓磨(東京大学) 海馬台における情報分配と神経多様体
12:10-13:10 昼食
13:10-13:50 小坂田文隆(名古屋大学) 細胞種・神経回路特異的な標識と光学イメージングによるマルチスケール神経回路解析法の開発
13:50-14:30 村山正宜(理化学研究所) 覚醒/睡眠に連関した広域ネットワーク構造
14:30-14:50 休憩
14:50-15:30 平理一郎(東京医科歯科大学) 広視野2光子カルシウムイメージングの技術と領野間協調性の解析法
15:30-16:10 松井鉄平(同志社大学) 生物の脳に特有な情報処理の理解に向けた脳活動イメージング
16:10-16:30 休憩および写真撮影
16:30-17:10 島崎秀昭(京都大学) 高次元ノイズ相関のスケール則のもとでの集団符号化
17:10-17:50 中江健(ExCELLS) 革新脳データベースの紹介と解析について
17:50-18:00 初日のまとめ(木村幸太郎、北城圭一)
18:00-20:00 情報交換会
9月5日(木)
8:30- 受付
9:00-11:00 ポスターセッション
11:00-12:00 総合討論「これから我々は何を測り、どこへいくのか?」
司会:木村幸太郎
参加者:全員
12:00-12:10 閉会の挨拶(木村幸太郎、北城圭一)