生理学実験技術データベース
Experimental Techniques for Physiological Sciences

G3-4 Last update: 2010-03-12

ディッシュ専用穴あけ機

The new drilling machine for Petri dish
Summary The advantage of this device is to be able to make a hole in short time because it employs a lever to move the tool-post not a rotational handle. In addition, the dish is easily attached and detached because the dish is fixed only with a surface tension between the dish and the dish holder. From these reasons, this device will improve the efficiency of the job to make a hole in a lot of dishes.
用途 市販ディッシュに好みの大きさの穴を開けるための機器
特徴
  • 各種サイズのディッシュ（ディッシュ固定用の治具が各種必要）に好みの大きさの穴を簡単に開けるために作成した装置。
  • 小型旋盤をディッシュの穴あけに用いるには、ディッシュ固定用の治具を作成すれば出来るが、穴あけ方向送りがハンドル駆動のため、ひとつの穴あけに時間がかかる。
  • ディッシュの固定を面接触の抵抗で行うため、ディッシュを容易に脱着出来る。
  • また、刃物台の移動をハンドル回転ではなく、レバー式にすることにより、一瞬で穴あけ及び刃物退避が出来るため、多数のディッシュへの穴あけを効率的に行うことが出来る。
使用法
  1. 穴あけしたいディッシュ用の固定具をモーターに（刃物が最前部に来た時刃物が固定具に当たらない位置に）取り付ける。
  2. 横送りハンドルを回し、希望の径の穴あけが出来るように刃物位置を合わせる。
  3. モーターを回転させ、穴あけに適切な回転数に合わせる。（あける穴径が小さければ早く、大きければ遅くする。）
  4. 固定具のテーパー部分にディッシュを固定する。
  5. モーターを回転させ、レバーを操作してディッシュに穴あけを行い、刃物を退避させてモーターの回転を止めてディッシュを取り外す。
  6. ディッシュ底部にカバーガラスを接着する。
作成図面 hc-4-4fig.pdf (1615KByte)
部品一覧表
  1. 速度可変モーター
  2. XY移動台
  3. 刃物台
  4. ディッシュ固定具
  5. 専用突っ切りバイト
  6. ケース
  7. 固定板