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7. 2光子顕微鏡による細胞内分子活性化のFRETイメージング

多光子顕微鏡室 (村越 秀治)

   現地開催が中止となった場合にはこのコースは開催されません。
内容
 2光子顕微鏡法は生体組織深部のイメージングに適しており、高空間分解能での蛍光観察や局所的な細胞刺激を可能にする最新の手法である。さらに2光子蛍光寿命イメージング顕微鏡を用いたFRETイメージングによって、組織深部の細胞内の分子活性化を観察することができるため、細胞のいつ、どこで、どのような分子が働いているのかといった情報を知ることも可能になっている。本実習では2光子蛍光顕微鏡や蛍光寿命イメージング、FRETについての基本的な知識を習得する。また、実際にラット海馬スライスの神経細胞や培養細胞(HeLa)にFRETセンサーを遺伝子導入(遺伝子銃、リポフェクション)し、細胞への入力刺激時のシグナル伝達分子(CaMKII)の活性化イメージングを行う。さらに得られたデータの解析をMatlabで行う。
集合日時 8月 2日(火) 9:00
集合場所 生理研(明大寺地区) 561号室 (多光子顕微鏡室)
持ち物 ・上履き
・筆記用具
・USBメモリ(記録したデータを持ち帰りたい場合)
連絡事項

動物実験教育訓練(オンライン)の受講が必要です。

スケジュール
8月 2日(火)
スケジュール説明、懇親会
遺伝子銃の弾作製と海馬スライスへの遺伝子導入
海馬スライス作製見学+実習
HeLa細胞に遺伝子導入(リポフェクション)
8月 3日(水)
2光子顕微鏡と蛍光寿命イメージングの原理
HeLa細胞 2pFLIM-CaMKⅡI観察
HeLa細胞解析と動画作成
海馬スライス発現確認
8月 4日(木)
海馬スライス2pFLIM-CaMKII観察
8月 5日(金)
海馬スライス神経細胞 解析と動画作成
最終日は14時頃に終了する予定です。

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