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大学共同利用機関法人自然科学研究機構 生理学研究所

実習コース詳細_コース08-09Course List

培養細胞の電気生理学的解析 (HEK293・ツメガエル)

08. パッチクランプ法を用いた温度感受性TRPチャネル解析

細胞生理研究部門 (富永 真琴)

内容  パッチクランプ全細胞記録法によってイオンチャネルの温度による活性化電流記録を学びます。非選択性陽イオンチャネルで高いCa2+透過性を有する温度感受性TRPチャネルの機能解析を学びます。温度感受性TRPチャネル(主にカプサイシン受容体TRPV1とメントール受容体TRPM8)を強制発現させたHEK293細胞を用いて化学物質刺激と温度刺激による電流活性化をパッチクランプ法によって観察し、電気生理学的特性を比較します。電流と温度情報を同時に取り込み、Arrhenius plotを作成して活性化温度閾値を求めます。
集合日時 7月 25日(火) 9:00
集合場所 生理研(山手地区)2号館 6階西 (細胞生理研究部門)
持ち物
  • 上履き
  • 筆記用具
  • Excelが使えるノートPC
  • 白衣は必要ありません
連絡事項
  • 可能であれば、「最新パッチクランプ実験技術法」(吉岡書店)を読むことを勧めます。
  • 動物実験教育訓練の受講は不要です。
スケジュール
7月 25日(火)
朝から基礎講義、午後から夕方まで実習
7月 26日(水)
朝から夕方まで実習
7月 27日(木)
朝から夕方まで実習
7月 28日(金)
朝から昼頃までデータ解析、午後は14時頃までデータに関するディスカッションを行います。
* 最終日は14時半に終了する予定です。

09. In vitro 発現系を用いたイオンチャネル・受容体の機能解析

神経機能素子研究部門 (久保 義弘)

内容   イオンチャネル・チャネル型受容体・代謝型受容体等の膜機能蛋白を、アフリカツメガエル卵母細胞、HEK293細胞等のin vitro発現系を用いて発現させ、その分子機能と細胞応答を、2本刺し膜電位固定法、パッチクランプ法、細胞内Ca2+イメージング法、FRET法に基づいた分子プローブによるcAMP解析法などにより記録するトレーニングを行う。データの解析法や実験の統合的な進め方についてのトレーニングも行う。少人数制とし、マンツーマンに近い形での指導を行う。電気生理学の初心者、分子生物学の初心者も歓迎し、各自の希望に沿えるよう、可能な範囲で個別対応も行う。
集合日時 7月 25日(火) 9:00
集合場所 生理研(明大寺地区) 3階 368号室 (神経機能素子研究部門)
持ち物
  • 履きやすい上履き
  • ノートと筆記用具
  • 白衣は不要
連絡事項
  • 動物実験教育訓練(オンライン)の受講が必要です。
スケジュール 最終日(7月28日(金))は15時頃に終了する予定です。

ポスター

大学院説明会

お問い合わせ

トレーニングコース2023事務局
(生理学研究所 細胞生理研究部門内)

E-Mail : training2023(at)nips.ac.jp

お問い合わせはメールにてお願いいたします