生体分子構造研究部門 (村田 和義)
内容 | クライオ電子顕微鏡によるタンパク質の構造解析を、実際の操作を通して習得します。具体的には、 1)Vitrobotによるタンパク質試料からの氷包埋試料の作製とJEM2200FSによる確認 2)電子顕微鏡Krios G4で高分解能電子顕微鏡像の収集、 3)解析ソフトウエアRlion、CryoSPARCによる単粒子構造解析 4)UCSF Chimeraによるボリュームレンダリング、原子モデルフィッティング を行います。 |
集合日時 | 7月 30日(火) 9:30 |
集合場所 | 生理研玄関(明大寺地区) |
持ち物 |
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連絡事項 |
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スケジュール |
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電子顕微鏡室 (窪田 芳之、宮崎 隆明)
内容 | 脳組織の連続超薄切片電子顕微鏡画像撮影法と神経細胞要素3次元再構築法を、講義と見学、および、実際の操作を通して修得します。具体的には 1)ウルトラミクロトームを使った連続超薄切片の作製(講義と見学) 2)走査型電子顕微鏡による連続電子顕微鏡画像の撮影(講義と見学) 3)Image Jによるモンタージュ画像作成とアラインメント、VAST Liteによるマニュアルセグメンテーション(実習) 4)神経要素(棘突起など)の各種形態データ計測(実習) を行います。 |
集合日時 | 7月 30日(火) 10:00 |
集合場所 | 生理研(山手地区)2号館 5階西側 |
持ち物 |
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連絡事項 |
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スケジュール |
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多光子顕微鏡室 (村越 秀治、長澤 裕太郎)
内容 | 2光子顕微鏡法は生体組織深部のイメージングに適しており、高空間分解能での蛍光観察や局所的な細胞刺激を可能にする最新の手法である。さらに2光子蛍光寿命イメージング顕微鏡を用いたFRETイメージングによって、組織深部の細胞内の分子活性化を観察することができるため、細胞のいつ、どこで、どのような分子が働いているのかといった情報を知ることも可能になっている。 本実習では2光子蛍光顕微鏡や蛍光寿命イメージング、FRETについての基本的な知識を習得する。また、実際にラット海馬スライスの神経細胞や培養細胞(HeLa)にFRETセンサーを遺伝子導入(ウイルスインジェクション、リポフェクション)し、細胞への入力刺激時のシグナル伝達分子(CaMKIIや低分子量Gタンパク質)の活性化イメージングを行う。さらに得られたデータの解析をMatlabで行う。 |
集合日時 | 7月 30日(火) 9:00 |
集合場所 | 生理研(明大寺地区) 561号室 (多光子顕微鏡室) |
持ち物 |
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連絡事項 | 動物実験教育訓練(オンライン)の受講が必要です。 |
スケジュール |
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多細胞回路動態研究部門 (和氣 弘明、山口 裕嗣)
内容 | 本実習ではマウスを用いて ① in vivoイメージングを行うために必須である open skull法を初めとした様々な手術法、 ②ミクログリアなどの in vivoイメージング、 ③ 覚醒下での大脳皮質カルシウムイメージング、ホログラフィック顕微鏡を用いた細胞活動操作 などを供覧する。 |
集合日時 | 7月 30日(火) 10:00 |
集合場所 | 生理研(明大寺地区)5階 (生体恒常性発達研究部門) |
持ち物 |
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連絡事項 | 動物実験教育訓練(オンライン)の受講が必要です。 |
スケジュール | 初日に説明します。 |
バイオフォトニクス研究部門 (根本 知己、石井 宏和)
内容 | 生命科学研究で使用される基本的な方法論である光学顕微鏡、蛍光顕微鏡の基礎の理解を目指すと共に、先端の光学顕微鏡、特に、生体深部のイメージングに適した多光子顕微鏡や光の波長を越えた空間分解能を実現する超解像顕微鏡について講習する。特に各自の研究テーマを配慮して、 (1)生体マウス脳のin vivoイメージング (2)概日性リズムのイメージング (3)株化細胞の3次元タイムラプス観察 などの手技を体験する。 申込時には予定されるご自身の研究テーマ、実験内容の希望等について記載をしてください。また持ち込みで観察をしたい場合には予め連絡をしてください。 |
集合日時 | 7月 30日(火) 9:00 |
集合場所 | 生理研(山手地区)2号館 8階東 (バイオフォトニクス研究部門) |
持ち物 |
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連絡事項 |
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スケジュール |
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細胞構造研究部門 (泉 裕士)
内容 | タンパク質分子のはたらきを理解するうえで、その分子が細胞のどこに存在するかに関する情報は重要な示唆を与える。目的の分子のおよその局在は、すでに知られている各細胞構造のマーカー分子との共局在を指標とする免疫学的手法を用いた光学顕微鏡観察により決定できることが多い。ただし、免疫学的手法は抗体の良し悪しや細胞・組織の固定条件等で観察結果が大きく左右される場合があるため、得られた結果の解釈は慎重におこなう必要がある。 本コースでは、初心者を対象として、培養細胞及びマウス組織の新鮮凍結切片を用い、蛍光免疫染色法によるタンパク質分子の細胞内局在の可視化法と評価法について学ぶ。初歩的な実験手技であるが、多少の実験実習経験があることが望ましい。細胞培養の実技はコースに含まれない。 |
集合日時 | 7月 30日(火) 9:30 |
集合場所 | 生理研(山手地区)2号館 4階西 (細胞構造研究部門) |
持ち物 |
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連絡事項 |
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スケジュール |
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