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大学共同利用機関法人自然科学研究機構 生理学研究所

実習コース詳細_コース14-15Course List

マウス遺伝子改変技術

14. ウイルスベクターの作製と導入遺伝子の発現観察

ウイルスベクター開発室 (小林 憲太、影山 梨衣)

内容  ウイルスベクターは、様々なモデル動物に適用可能な優れた遺伝子導入ツールである。本トレーニングコースでは、現在一般的に研究利用されているアデノ随伴ウイルスベクターとレンチウイルスベクターの作製を体験する。また、実際にウイルスベクターを利用して脳に遺伝子導入を行ったサンプルの観察も行う。本トレーニングコースでは、講義やウイルスベクターの大量精製法及び利用法の体験を通じて、ウイルスベクターを用いた研究の有効性について学ぶ。
集合日時 8月5日(火) 9:00
集合場所 生理研明大寺地区 2階 262号室 (ウィルスベクター開発室)
持ち物
  • 上履き
  • 筆記用具
スケジュール
8月5日(火)
講義、実験体験
8月6日(水)
実験体験
8月7日(木)
実験体験
8月8日(金)
実験体験、まとめ
*最終日は15時頃に終了する予定です。

15. 遺伝子改変動物作製に必要な発生工学技術

個体創生研究部門 (三寳 誠)

内容  染色体上の遺伝子配列を自由に変換させた遺伝子改変動物は、相同組換えにより標的遺伝子を改変したES細胞の作製、組換えES細胞の初期胚への導入という2つの過程を経て作製される。このような標的遺伝子の個体レベルでの解析を可能とする遺伝子改変動物は、ヒト疾患の発症メカニズムや脳神経機能の分子メカニズム等を解明するのに大いに役立っている。加えて、現在、ゲノム編集技術の発展に伴い、遺伝子改変動物を用いることがさらに身近になっている。2013年に細菌の免疫システムを応用したCRISPR/Cas9によるゲノム編集が報告され、より簡易に、そして短期間で遺伝子改変動物作製が可能となった。このゲノム編集技術で使われるのが受精卵へのマイクロインジェクション法である。このようにゲノム編集を可能にする受精卵へのマイクロインジェクション法を学ぶことは、様々な分野の研究者にとって大いに有益と考えられる。
集合日時 8月5日(火) 9:00
集合場所 生理研(山手地区) 3号館 8階東 (個体創生研究部門)
持ち物
  • 上履
  • 筆記用具
連絡事項
  • 最終日の終了時刻は、都合にあわせて、個別に別途対応可能です。
  • 動物実験教育訓練(オンライン)の受講が必要です。
スケジュール
8月5日(火)
午前 講義
午後 実験動物の取り扱い、マイクロツールの作製
8月6日(水)
午前 胚盤胞の採取、胚盤胞の顕微操作、細胞培養に関する実習
午後 胚盤胞の顕微操作、細胞培養に関する実習
8月7日(木)
午前 受精卵の採取、前核期受精卵の顕微操作、細胞培養に関する実習
午後 前核期受精卵の顕微操作、細胞培養に関する実習
8月8日(金)
午前 胚移植
午後 まとめ
*最終日は14~15時頃に終了する予定です。

ポスター

大学院説明会

お問い合わせ

トレーニングコース2025事務局
(視覚情報処理研究部門内)

E-mail : training2025(at)nips.ac.jp

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