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<趣 旨> 心臓・血管系は、個体の一生を通して機能し続けるための頑健性と精緻な制御機構を備えている。その電気的活動と機械的活動を支えるイオン輸送機構や細胞内シグナル調節の分子メカニズムについては、急速に理解が進みつつある。一方、新規の生理活性分子やその受容体、新規の分子修飾による機能調節機構などが見いだされ、新たなメカニズムが解き明かされつつある。また、心臓・血管系の機能を支えるエネルギー代謝の調節機構についても、モデル動物やオミックス解析を駆使して解明が進んでいる。さらに、これらの膨大な分子情報の関係を数式として記述することにより数理モデル化し、分子から細胞、さらに臓器レベルまで多階層の情報を統合して、心臓・血管系の生理学的特性を定量的かつ包括的に捉えることが可能になってきた。 本研究会の目的は、心臓・血管系の制御メカニズムの解明を目指して、生理学、薬理学、細胞内シグナル、生体イメージング、数理モデル、など多彩な切り口で研究を展開している研究者が一堂に集結し、最新の研究成果を発表し情報交換を行うことを通じて、生理研研究会でしか成し得ない学会の壁を越えた異分野融合により、心臓・血管系の統合的理解を深め、今後の課題と戦略を共有することである。さらに、ベテラン研究者と新進気鋭の若手研究者や学生が交流し討論する機会を提供することにより、次世代を担う若手研究者の育成に貢献したい。
生理研世話人:西田 基宏 心循環シグナル研究部門
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