公開日 2009.04.27

集えよ、脳研究者! 生理学研究所・脳科学研究拠点
多次元共同脳科学推進センター「流動連携研究室」新設

カテゴリ:プレスリリース
 生理学研究所・広報展開推進室
 

 生理学研究所は、我が国における脳科学研究の一層の推進、国内外の研究者の人材交流を図ることを目的として、脳科学研究拠点・多次元共同脳科学推進センターに流動連携研究室を設置しました。国内外の研究者が、3ヶ月〜1年間岡崎に滞在し、新しい研究に挑む場を生理研に設置するもので、日本で初めての試みです。この室では大学などの他の研究機関の研究者(教授、准教授、助教、ポスドク)が、サバティカル制度(研究休暇制度ともいう。本来の職場を離れ長期研究調査を行う制度)などを利用して、生理学研究所の大型機器や研究施設を活用しながら、生理学研究所や他大学の研究者との共同研究を密に行い、新しい切口での研究に挑み、次なる研究展開を図れるような機会を創造するために設置されました。
 室長は池中一裕 生理学研究所・副所長(2009年より)。現在、客員教授、客員准教授および客員助教を募集中です。

○ 生理学研究所・脳科学研究拠点「多次元共同脳科学推進センター」とは?
(2008年4月プレス発表資料より)
 自然科学研究機構・生理学研究所では、文理横断的な脳科学研究拠点「多次元共同脳科学推進センター」(池中一裕センター長)を2008年4月に設立しました(http://www.nips.ac.jp/tajigen/)。このセンターは、生命科学系だけでなく、心理学や倫理学など社会人文学系の教授など15名を客員教授にむかえ、さまざまな視点から多角的に脳科学を推進するための研究拠点です。またこのセンターを中心として、若手研究者の育成や、将来の脳科学分野横断的な大学院教育も視野にいれています。

 

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(本研についての問い合わせ先)
多次元共同脳科学推進センター
担当者:吉田 明(特任教授)
電 話:0564-55-7817
FAX:0564-55-7818

 

MRIで撮影した脳画像。3次元立体構築。
生理学研究所/永田治

 公開日:2009.04.27
 更新日:2010.08.24