11/28-29オシロロジー共催:生理研研究会「力学系の視点からの脳・神経回路の理解」が開催されます

2019年11月28日~29日に、オシロロジー共催:生理研研究会「力学系の視点からの脳・神経回路の理解」が生理学研究所にて開催されます。

研究会の概要:
経時的に変化する外界に柔軟に適応できる脳機能は、脳神経系が有する動的な特性により実現されると考えられ、実際に、この特性は、単一ニューロンやシナプスなどのミクロなスケールから全脳レベルの大域的回路に至るあらゆる階層において観測することができる。しかしながら、こうした動的特性が、脳機能の仕組 みにおいて、どのように寄与しているかはまだ十分に理解されていない。とりわけ、リズムや同期といった脳活動は、認知機能のみならず、脳疾患時の機能不全とも密接な関係があるが、その詳細は不明な点が多い。一方、マルチニューロン活動計測や脳波・皮質脳波など、多点計測データの取得により、脳神経系の動的特性やその機能的意義について、多自由度力学系の観点から解析することが可能となり、近年、こうした研究に注目が集まりつつある。本研究会が、国内の関連する研究の議論の場となり、この分野における研究を推進することを期待する。

詳細については、研究会ホームページをご覧ください。
https://www.nips.ac.jp/nd/meetings/2019/09/20191128.html