生理研研究会「脳神経ダイナミクスの可視化と制御」
開催日:2019年07月16日 ~2019年07月17日
研究会の概要
脳神経細胞の発火には、ある程度の数の神経細胞による同期的な入力が必要であるように、脳は様々なスケールの機能的に組織された神経細胞のネットワークによって構成されている。では、空間的に分散した神経ネットワークはどのようにして、感覚情報を逐次処理し、周囲の環境変化に応じた動的な意思決定・運動制御を可能にしているのか。 本研究会では、神経ネットワークの時空間的な活動パターンの可視化により脳の情報表現・処理機構の解明を目指す研究者と、神経ダイナミクスの制御により疾患治療や人間拡張を目指す研究者が、お互いの最新知見に対する理解を深めて、新たな技術開発の方向性や共創を導くことを目指す。
企画者
東京大学大学院・教育学研究科・武見充晃(JSTさきがけ専任研究者)
世話人
生理学研究所・神経ダイナミクス研究部門・北城圭一(教授)
企画者・世話人より一言
確定している14名の演者(内、女性5名、ポスドク級の若手5名)のうち、半数以上は心理学・認知科学・教育学・統計学・リハビリ医学といった、神経科学以外を専門とする方です。普段学会等では中々出会わない研究者間の交流が、本研究会の魅力となることを期待しています。
場所
生理学研究所(明大寺地区) 愛知県岡崎市 名鉄東岡崎駅より徒歩7分
(交通案内)
日時
2019年7月16日 13:00時から 7月17日 15:30頃まで
受付
2019年7月16日 12:30から
宿泊案内
プログラム
スピーカー・プログラム案
1日目「脳神経ダイナミクスの可視化」
浅野倫子(立教大 現代心理) | 「共感覚における色字対応づけのダイナミクス」 |
小松三佐子(理研 CBS) | 「マーモセット広域皮質脳波でみる霊長類大脳皮質内の情報伝搬」 |
近添淳一(生理研) | 「脳局所の活動パターンに基づく全脳活動パターンの推定」 |
松田孟留(東大 情報理工) | 「脳神経データの振動子分解」 |
吉田正俊(生理研) | 「半側空間無視の動物モデルにおける皮質注意経路の機能的結合」 |
渡部喬光(理研 CBS) | 「大脳神経活動の遷移ダイナミクスと精神疾患」 |
2日目「脳神経ダイナミクスの制御」
小金丸聡子(獨協医大 生理学) | 「歩行時脳律動制御による片麻痺歩行の回復」 |
小泉愛(SONY CSL) | 「ニューロフィードバックによるトラウマ記憶の克服」 |
鹿内友美(理研 CBS) | 「サプライズによるfmθと偶発的記銘の変調」 |
柴田和久(放医研) | 「Toward a comprehensive understanding of the neural mechanisms of decoded neurofeedback」 |
白土寛和(Yale Inst for Network Sci) | 「人とボットのハイブリッド・システムによる協調行動の向上」 |
武見充晃(東大 教育学) | 「脳状態多様性練習による運動記憶の増強」 |
鳴海拓志(東大 情報理工) | 「バーチャルリアリティによる知覚・認知の制御」 |
その他
何かありましたら,北城(kkitajo@nips.ac.jp)・武見(takem88@p.u-tokyo.ac.jp)まで、お手数ですがお問い合わせをお願いいたします。
参加登録フォーム
申込締切 | 2019年6月20日(木) |
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氏名 | [全角] 姓と名の間には半角スペースを入れて下さい。 |
よみがな | [全角] 姓と名の間には半角スペースを入れて下さい。 |
所属 | |
職名 | [全角] |
メールアドレス | [半角] |
ポスター発表 | ポスター発表を希望する 演題名: |
宿泊 | 生理研ロッジ(1泊2,500円)への宿泊を希望する 部屋数に限りがありますので、5月31日までに参加登録頂いた方の中から以下の順で優先させて頂きます。 1) ポスター発表頂ける方 2) 学生の方 |
懇親会 | 参加 不参加 一般5,000円、学生3,000円です。 当日、受付にてお支払いください。 申し込み後にキャンセルされる場合はndconf@nips.ac.jpまでご連絡ください。 なお、キャンセルのご連絡は6月20日(木)までにお願いします。 |
送信 | 入力内容を確認後、1回だけクリックしてください。 |
備考 | 申請受付確認後、折り返し確認のe-mailをお送りします。 担当者の都合により、返信は数日遅れる場合があります。 1週間経っても確認メールが届かない場合は、ndconf@nips.ac.jpへご連絡ください。 |