生理研研究会「第2回 人工知能技術と科学の協調と展開」

開催日:2022年07月14日 ~2022年07月15日     
参加登録の締め切り:2022年07月04日

研究会の概要

近年、人工知能(AI)技術の飛躍的進歩に伴い、科学研究においても既存の手法では見過ごされてきた重要な情報が可視化されるなど、科学とAI技術の調和が基礎・応用研究分野において革新をもたらしています。特に、脳神経科学や神経内科学・精神医学といった脳病態研究においては、AIが人間の脳機能のモデルであるという観点から、ツールとしての有用性のみならず、他の科学領域とは一線を画する特異的な貢献が期待されます。脳神経科学・脳病態研究領域におけるAI技術活用のさらなる発展には、分野を越境して相互の問題意識・技術を共有するための議論が重要です。そこで、本研究会では脳神経科学・脳病態研究領域を含む様々な領域で、先端的AI技術を用いて研究に取り組む方々をお迎えし、多角的視点からAI技術と科学の協調と展開について議論を進めます。また、本研究会を通して将来の連携につながる交流の場を構築します。

代表者

山下 祐一(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所)

所内対応者

北城 圭一(生理学研究所 システム脳科学研究領域 神経ダイナミクス研究部門)

世話人

上原 一将(生理学研究所 システム脳科学研究領域 神経ダイナミクス研究部門)

連絡先

uehara@nips.ac.jpまでお問い合わせください。

日時

2022年7月14日(木) ~ 2022年7月15日(金)

場所

Zoom等によるオンライン開催

参加申し込み

締め切りました。

ポスター発表

情報交換会で行います。
7月11日(月)に配布する抄録集をご覧ください。

プログラム・抄録集

7月11日(月)13:15頃に登録されたメールアドレス宛にメールを送信しました。届いていない方は、上原(uehara@nips.ac.jp)までご連絡ください。

スピーカー・プログラム

7月14日(木)日本標準時(JST)
12:50 開会の挨拶
13:00-13:45 渡辺 英治(基礎生物学研究所) 深層ニューラルネットワークによる錯視現象の探求
13:45-14:30 吉村 奈津江(東京工業大学) 脳波と人工知能技術による意思抽出への取り組み
14:30-15:15 近添 淳一(株式会社アラヤ) AutoencoderによるfMRIデータからの認知機能の時系列情報の解読
15:15-15:25 休憩
15:25-16:10 岸本 泰士郎(慶應義塾大学) 精神疾患のスクリーニング・重症度評価を目指したプログラム医療機器開発
16:10-16:55 加藤 郁佳(理化学研究所) 計算論的精神医学研究とデジタル治療の融合の可能性と展望
16:55-17:05 休憩
17:05-17:50 議論 モデレータ(山下,北城,上原)
17:50- 情報交換会(Remo)
7月15日(金)日本標準時(JST)
9:00-9:45 井手 剛(IBMワトソン研究所) 異常検知についての最近の話題: イベント系列からの因果発見問題を中心に
9:45-10:30 中村 和幸(明治大学) データ同化とデータ駆動型モデリング:理論とスコープ
10:30-10:40 休憩
10:40-11:25 田中 剛平(東京大学) リザバーコンピューティングに基づく省エネ情報処理
11:25-12:10 議論 モデレータ(山下,北城,上原)
12:10- 閉会の挨拶