生理研研究会「インタラクションとレジリエンスの神経ダイナミクス」
開催日:2025年08月29日
~2025年08月30日
参加登録の締め切り:2025年07月17日
研究会の概要
生物は環境や他個体とのインタラクションの中で、レジリエンスを発揮しながらしなやかに対応して生きている。これを実現する神経ダイナミクスを、時間的・空間的にミクロからマクロのレベルまで統合的に理解することは可能であろうか。このような神経ダイナミクスが個体や社会のホメオダイナミクスを支え、ウェルビーイングの維持に貢献しているとすれば、その理解は、個体や社会の病理へのアプローチの手がかりとなり得る。本研究会では、細胞から社会に至るまで、ミリ秒単位の瞬間的な反応から生涯にわたる変化に至るまで、多様な時空間スケールの現象を対象とし、インタラクションの定量的記述やレジリエンスを生み出す仕組みのモデル化を目指す。特に、階層を超えたインタラクションがダイナミックなレジリエンスを生み出すという仮説に基づき、関連する実験的研究や数理モデル研究について幅広く話題を提供し、議論を深めることを期待する。
日時
2025年8月29日(金)~ 8月30日(土)
開催場所
生理学研究所 1階 大会議室
対面のみ
代表者
大須 理英子 (早稲田大学 人間科学学術院)
所内対応者
北城 圭一(生理学研究所 システム脳科学研究領域 神経ダイナミクス研究部門)
世話人
湯淺 健一(生理学研究所 システム脳科学研究領域 神経ダイナミクス研究部門)
連絡先
ndconf@nips.ac.jpまでお問い合わせください。
言語
日本語
参加登録・ポスター申し込み
参加登録フォーム
締切日:2025年7月17日(木)正午
プログラム・抄録集
準備中
ポスターについて
ポスターボードのサイズは横90cm × 縦120cm です。
ポスター言語は英語、日本語どちらでもかまいません。
情報交換会費
希望者は外部会場での情報交換会に参加できます。
情報交換会の参加費は4,000円を予定しています。
当日、研究会受付でお支払いください
スピーカー・プログラム
8月29日(金)
13:00-13:05 | 開会の挨拶 | |
13:05-13:50 | 湯淺健一(生理学研究所) | アルファ波とブロードバンド神経活動の視覚空間チューニングとインタラクション |
13:50-14:35 | 大黒達也(東京大学大学院情報理工学系研究科) | 身体に根ざした音楽の予測的インタラクションの理解 |
14:35-14:45 | 休憩 | |
14:45-15:30 | 山岸典子(立命館大学グローバル教養学部) | こころのレジリエンスと感謝の認知ダイナミクス - モチベーションとつながりの視点から - |
15:30-16:15 | 髙橋徹(早稲田大学) | 文化特異的な信頼とウェルビーイングの関係:信頼学習課題の計算論的モデリング |
16:15-16:25 | 休憩 | |
16:25-17:10 | 浅井智久(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)) | ダイナミカル・レジリエントな脳動態の解明に向けて:EEG-fMRIタンデムアプローチ |
17:10-17:55 | 山下歩(東京大学情報理工学系研究科) | 脳活動から状態を読み解く:集中力の神経メカニズムに関する統一的理解を目指して |
17:55-18:00 | 休憩 | |
18:00-19:00 | ポスター | |
19:30- | 情報交換会(外部会場) |
8月30日(土)
8:30- | 受付 | |
8:30-9:00 | ポスター | |
9:00-9:45 | 池田尊司(金沢大学子どものこころの発達研究センター) | 親子間インタラクションにおける神経活動と行動のダイナミクス |
9:45-10:30 | 土屋彩茜(早稲田大学) | 対話における情報伝達と身体同期の関係:インタラクション評価指標としての検討 |
10:30-10:40 | 休憩 | |
10:40-11:25 | 美馬達哉(立命館大学) | 脳に対する静磁場刺激の神経ダイナミクス |
11:25-12:10 | 総合討論 | |
12:10-12:15 | 閉会の挨拶 |