研究者・設備紹介

電子スピン共鳴装置(E680)

機器の概要

 この装置は、分子科学研究所が誇るフラッグシップの電子スピン共鳴(ESR)装置です。
多周波・パルスESR、光誘起時間分解ESR、電子-電子二重共鳴(pELDOR)、電子-核二重共鳴(ENDOR)といった、世界最先端のESR研究を行うことができます。
 利用にあたっては、パルスESRの経験がない方には、原則として中村との協力研究をお願いしています。

性能と特徴

メーカー Bruker
型番 E680
装置スペック 高周波・高磁場W-band測定が可能なESR装置。その他、多周波数(X-、Q-band)、多種(パルス、多重共鳴)測定も可能。X-、Q-bandではナノ秒波長可変レーザーを用いた時間分解測定にも対応。マグネット 超伝導マグネット (6T)+掃引コイル(700mT) 温度可変 3.8~300K X-band [cw、pluse]、Q-band [pluse] マグネット -50G~1.45T 温度可変 4~300K オプション ENDOR、ナノ秒波長可変レーザー他

用途

 電子スピンの分布や相互作用、ダイナミクスの解析支援。
 Bruker社製E680では、通常のX-bandCW-ESR以外にも、多周波数(Q-、W-band)、多種測定(パルス、多重共鳴)が可能です。

関連する研究者と技術者

中村 敏和(分子科学研究所/スピン生命科学コア)

藤原 基靖(分子科学研究所/スピン生命科学コア)

浅田 瑞枝(分子科学研究所/スピン生命科学コア)

伊木 志成子(分子科学研究所)