ご挨拶

2007年1月     伊佐 正

新しい年が明けました。
一昨年に研究室のメンバー構成に大きな変動がありました。
昨年は新しく加わった皆の研究活動が軌道に乗り出してきた年でした。
今年は実際にそれらの成果を学会発表、そして論文として公にしていく年にしたいと思います。
昨年は私自身は色々な新しいものの立ち上げに追われた年でした。一つ目は新しい特定領域研究「統合脳」が1年目から2年目に移行する段階で、データベース委員会や班員の成果取りまとめの方法を立ち上げることや様々なイベントの実行に手間がかかりました。二番目は昨年4月に発足した「脳を活かす」研究会の計画委員長として新しい会の活動を軌道に乗せることでした。三番目はニホンザルのバイオリソースプロジェクト(NBR)で試験的供給を行ったことです。それとともに平成19年度から始まる新しい期のNBRの体制についての準備も行わなくてはいけませんでした。他にも研究所のトレーニングコースの担当者になったり、文部科学省関連の懇談会に出たりと、止むを得ないことではありましたが、いわゆる「対外的」な用務に「忙殺」されてしまった感がありました。しかし、上記の件はいずれも、多くの方々にご協力いただいたお蔭で順調に動き出すようになってきました。
研究面ではCRESTやHFSPでの様々な共同研究プロジェクトが順調に発展してきました。またこの数年行ってきた研究室の柱とも言える多くの研究がかなり質の高い仕事としてまとまる最終段階に来ています。今年はこれらを是非とも「良い論文」として発表していきたいと思っています。新しい年が研究室の皆にとって実りの多い年となることを願っています。

「ご挨拶2006年4月」
「ご挨拶2006年1月」
「ご挨拶2005年5月」




 伊佐 正 教授 
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