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新年度を迎えて
新年度を迎えました。
感覚認知情報研究部門(竹村研)は、設立から4年半が経過しました。 生理研への着任当初、自分のラボをスタートできる期待に胸を膨らませていたことを今でも鮮明に覚えています。しかし、研究室主宰者としての経験がなかった私にとって、その船出は決して平坦なものではありませんでした。最初の3年ほどは、思うように人材が集まらない、研究費が獲得できないといった課題に直面し続ける日々でした。新しい研究室なのでこれは当然のことかもしれませんが、当時の焦燥感は記憶に焼き付いています。
一方で、一人、また一人と「一緒に研究をしたい」というメンバーが少しずつ集まってくれるようになりました。主宰者として、当初抱いていた理想は一旦脇に置き、「今いるメンバーと、今ある研究費でできるベストな研究は何か」という目の前の課題に必死に取り組んできたのが、この4年半だったと感じています。
こうした初期の困難を乗り越え、5年目を迎えた当部門では、運営体制が次第に安定し、研究遂行のノウハウも着実に蓄積されてきました。今年度からは、若手研究者雇用特別研究員の仲田穂子さん、総研大生のQIANG Yueyingさんが新たに加わり、より強力な布陣で研究を推進してまいります。
「何とかやっていく」という段階を脱した今、自分たちが理想とするサイエンスを力強く体現していくことが今年度の目標です。生理学研究所での成果も徐々に論文等の形で形になりつつあります。
今年度を、これまで積み上げてきたものが大きく花開く、実りある一年にしたいと考えております。 本年度も、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年4月1日
竹村 浩昌