- 竹村研について
- 研究概要
研究概要
竹村研究室では主に脳イメージングの手法を用いて、ヒトの脳の構造と機能の関係を解明するための研究を進めています。私たちの日常生活の多くは、脳における情報処理によって支えられています。これまでの神経科学研究において、神経系の情報処理に関して多くのことが解明されてきました。
竹村研究室は愛知県岡崎市にある自然科学研究機構 生理学研究所に所属しています。大阪府吹田市にある情報通信研究機構・大阪大学 脳情報通信融合研究センター(CiNet)にも、竹村研究室のブランチ(CiNet 竹村グループ)があります。
現在は以下のような内容の研究に取り組んでいます。
視覚神経科学
環境から得られる視覚の情報がヒトの脳でどのように処理されているかを、脳の機能と構造の両面から調べています。
脳計測・解析手法開発
生理学研究所が保有する7T MRIなどの装置を用いてヒトの脳をより高い精度で計測する手法を開発する研究や、より精度の高い脳データの解析手法を開発する研究に取り組んでいます。
比較脳イメージング
脳研究はヒトを対象とした研究と、動物を対象とした研究に大別されますが、それぞれ異なる長所があります。このため、動物の脳がどのような点でヒトの脳と似ていて、かつ異なるのかを理解することはヒトの脳機能や疾患の理解を進める上で重要です。本研究室では脳イメージングの手法を用いて複数の生物種の脳を比較する研究を実施することでこの課題に取り組んでいます。
臨床連携研究
本研究室では主に眼科(東京慈恵会医科大学)との連携により、眼科疾患が神経系に及ぼす影響を検証する研究を進めることで、研究成果の社会への還元を目指しています。