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4. 培養細胞と組織凍結切片の蛍光免疫染色法

細胞構造研究部門 (泉 裕士)

   現地開催が中止となった場合にはこのコースは開催されません。
内容  
 タンパク質分子のはたらきを理解するうえで、その分子が細胞のどこに存在するかに関する情報は重要な示唆を与える。目的の分子のおよその局在は、すでに知られている各細胞構造のマーカー分子との共局在を指標とする免疫学的手法を用いた光学顕微鏡観察により決定できることが多い。ただし、免疫学的手法は抗体の良し悪しや細胞・組織の固定条件等で観察結果が大きく左右される場合があるため、得られた結果の解釈は慎重におこなう必要がある。
 本コースでは、初心者を対象として、培養細胞及びマウス組織の新鮮凍結切片を用い、蛍光免疫染色法によるタンパク質分子の細胞内局在の可視化法と評価法について学ぶ。初歩的な実験手技であるが、多少の実験実習経験があることが望ましい。細胞培養の実技はコースに含まれない。
集合日時 8月 2日(火) 9:30
集合場所 生理研(山手地区) 2号館 4階西 (細胞構造研究部門)
持ち物 ・上履き
・筆記用具
・白衣
・USBメモリあるいは記録用CD、DVD(データを持ち帰りたい場合)
・印刷したテキスト
連絡事項 ・USBメモリ持参の場合、ウィルスフリーであることをご確認下さい。
・PC持参が望ましいです(必須ではありません)。

動物実験教育訓練(オンライン)の受講が必要です。

スケジュール 8月 2日(火) 本コースの概説、培養細胞の固定、蛍光免疫染色
8月 3日(水) 蛍光顕微鏡観察、マウス組織の新鮮凍結サンプル作製
8月 4日(木) 新鮮凍結切片作製、固定、蛍光免疫染色
8月 5日(金) 蛍光顕微鏡観察、結果まとめ

最終日は14時頃に終了する予定です。

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