せいりけんニュース バックナンバー : 2011年度

大音量で聞き続けると聴覚異常に! -生理学研究所とミュンスター大学(ドイツ)の共同研究-

vol. 21 2011年5月 6日

携帯音楽プレーヤーや携帯電話を使って音楽を楽しんでいる人が多くなっていますが、周囲の雑音が騒々しい場合には、ついつい音量を上げてしまいがちです。せいりけんの岡本秀彦准教授、柿木隆介教授とミュンスター大学(ドイツ)の研究グループは、騒々しい状況下において大音量で音楽を聞き続けると、聴覚検査は正常であっても雑音の中から音を聞き分ける力(音を鮮明に聞きとる力)が弱くなることを明らかにしました。

※在庫数 残りわずかとなりました。
 

[ PDF(2.8 MB) ]

脳の中の神経細胞の破裂を防ぐ!

vol.22 2011年7月 8日

せいりけんの岡田泰伸所長と、佐藤かお理NIPSリサーチフェローは、利尿を抑えるホルモン“バソプレシン”が、腎臓以外の「脳」の中でも働き、神経細胞の破裂を防ぎ、その大きさの維持に重要な役割を果たしていることを発見しました。
 

[ PDF(2.7 MB) ]

これは何でできてるの?
モノの素材を判別する脳の仕組み

vol. 23 2011年9月 5日

ヒトはモノの形だけでなく素材も判別することができます。しかし、素材の判別がどの様に脳でおこなわれているかについてほとんど明らかになっていませんでしたが、せいりけんの小松英彦教授と郷田直一助教の研究グループはこのメカニズムの一端を明らかにしました。今後、脳における「質感認知の機能」の解析が進むものと期待されています。

[ PDF(1.6 MB) ]

脳細胞の源 神経幹細胞が生まれるしくみ

vol24 2011年11月 8日

再生医療の鍵を握るとして注目される幹細胞。すべての脳細胞の源となる神経幹細胞は、どのように出来るのでしょうか?せいりけんの等 誠司(ひとし せいじ)准教授らの研究グループは、脳の全ての細胞の期限である神経幹細胞が生まれる際に、DNAの「脱メチル化」が起きることを世界で初めて証明しました。

[ PDF(2.6 MB) ]

パーキンソン病の運動障害を探る!

vol 25 2012年1月10日

せいりけんの南部篤教授と橘吉寿助教らの研究グループは、パーキンソン病の際、大脳基底核とよばれる脳の部位で見られる神経の電気信号の“発振”現象が正常な神経の信号を邪魔することで、手足が動かしづらいなどの運動障害の原因となっていることを明らかにしました。

[ PDF(2.7 MB) ]

脳が生み出す理不尽な痛み -慢性疼痛の脳内メカニズム-

vol. 26 2012年3月10日

 せいりけんの鍋倉淳一(なべくら じゅんいち)教授の研究グループは、脳が生み出す痛み「慢性疼痛」のさいに脳の神経回路が盛んに組み換わってしまうことを、最先端の二光子レーザー顕微鏡技術を使用して明らかにしました。
 

[ PDF(2.5 MB) ]