せいりけんニュース バックナンバー : 2008年度

脳科学の未来 --ヒトとロボットの「心」をつなぐー

vol.3 2008年5月10日

漫画の中の世界だったロボットとヒトの「心」の交流。最先端の脳科学研究が、ロボットとヒトの「心」の交流の未来を切り開きます。その先鋒は、ヒトの「心」とロボットの「体」をつなげるブレイン・マシーン・インターフェース(BMI)技術。眼や耳、また、手や足に障害を負った患者さんのリハビリテーションなど、実用化に向けて大きく動き出しています。

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脳を探る魔法の帽子

vol.4 2008年7月10日

MEG(Magneto Encephalo Graphy)は、日本語では超電導量子干渉計といいます。ひとのからだの中で最も緻密な脳の機能を測るためにつくられた装置で、生体磁気計測装置とも呼ばれます。 さあ、せいりけんの技術者がMEGの世界へご案内いたしましょう。

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脳科学の未II --リハビリテーションと脳--

vol.5 2008年9月10日

我が国には現在約150万人の脳卒中の患者さんと10万人の脊髄損傷の患者さんがおられます。ハンディキャップを抱えたまま生活されている患者の皆さんの運動機能をいかにして改善し、生活の質を向上させるかが社会全体にとって大変重要な課題になっています。  これまで、肝臓や筋肉の細胞とは違い、脳の細胞はいったん死ぬと再生しない、損傷を受けた脳の機能は回復しないと考えられてきたこともあり、リハビリによる機能改善の効果を科学的に解明しようとする研究は大きく遅れてきました。私たちは、脳や脊髄の一部が損傷を受けた際に、リハビリによって残された脳や神経がどのようにして失われた機能を学習して回復させるかについて、研究を行っています。

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行動から心を探る脳科学 --"マウスの遊園地"で「心の病気」を発見--

vol.6 2008年11月10日

 マウスにも"心"があります。でも、マウスは言葉ではその心の中をあらわにはしてくれませんから、いろいろな方法で調べなくてはなりません。  そこで宮川剛・生理学研究所客員教授が開発したのが「マウスの遊園地」です。遊園地風にいろいろな機械でマウスを遊ばせて、その行動パターンから、「心の病気」の異常を見つけ出そうというのです。  宮川教授は、最近、8方向放射状迷路という装置を使って、統合失調症という心の病気をもつマウスを発見しました。このマウスの脳の中を調べてみると、おとなの脳の中に未成熟な部分があるという驚くべき異常が見つかりました!

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「痛み」を感じるメカニズム --"ワサビ"のセンサー、その名もトリップ・エーワン--

vol.7 2009年1月10日

 モノにぶつかったり、火に近づいたり、化学物質に触れたりすると、ヒトは痛みを感じます。いまから5年ほど前に、こうした痛みを感じるセンサーの一つが発見されました。その名もトリップ・エーワン(TRPA1)。“ワサビ”や“洋がらし”のセンサーでもあるこのセンサーはヒトの全身の神経にあって、火や化学物質の痛みを感じていることが、せいりけんの研究でわかってきました。

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ノーベル賞の輝き!緑色蛍光タンパク質 ―見て・感じて・知ってみよう!―

vol.8 2009年3月10日

下村脩さん(ノーベル化学賞を受賞)が発見して一躍有名になった緑色蛍光タンパク質(GFP)は、生命解明の研究で幅広く活用されています。いまでは、緑色だけでなく、様々な色に光る蛍光タンパク質が開発され、遺伝子改変技術で様々な生き物の神経細胞を色々な色で光らせることができるようになりました。

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