光学顕微鏡や電子顕微鏡及び磁気共鳴装置などによる画像取得技術の急速な進歩に比べて、得られた静止画像や動画から適切にノイズを除去してその形態的な変化や動態を定量的に捉え、その背景にある生命原理を解明するための画像処理・解析技術は十分普及しているとは言えません。したがって、研究者の多くは取得した画像からの意味抽出に苦慮しているのが現状です。このため、画像の処理、解析、定量化、データの表示等に 関する技術開発を含む「数理情報研究」「ソフトウェア研究」を軸とした研究(イメージング科学)の重要性は、生命科学の領域で急速に増大しています。そこで本支援活動では、光学顕微鏡、電子顕微鏡、磁気共鳴装置などによって取得された画像から形態や動態に関する情報を抽出し、定量的な解析、可視化する技術を利用者の目的や要望に応じて支援いたします。
ID | 支援内容 ALL | 研究支援担当者 | 所属研究機関 | 区分 |
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I01 | 生物画像処理・解析用アルゴリズムの開発と技術支援 | 上野 直人 | 基礎生物学研究所 ・形態形成研究部門 | 分担 |
I02 | 生物画像解析ソフトウェアの開発と技術支援 | 内田 誠一 | 九州大学・大学院システム情報科学研究院 | 分担 |
I03 | 電子顕微鏡画像処理支援 | 安永 卓生 | 九州工業大学・大学院情報工学研究院 | 分担 |
I04 | 光学顕微鏡画像の解析技術のコンサルテーション・開発・導入支援 | 馳澤 盛一郎 | 東京大学・大学院新領域創成科学研究科 | 分担 |