環境汚染、核家族化、過食、夜型生活など、現在の私たちの生活には脳の健康を損なう要因となる環境ストレスが多く含まれています。 これらの環境ストレスを背景として、うつ病を含む気分障害とされる方は約104万人、また認知症とされる方は200万人を超え、大きな社会問題となっています。 そこで、環境ストレスに対して脳はどのように対応するのか、脳の健康がどのように維持されているのか、どのようなメカニズムで病気になるのか、といったことを探る必要があります。
課題Eでは「発生から老化まで」という人の一生に着目し、「健やかな育ち」班、「活力ある暮らし」班、「元気な老い」班に分かれ、さらにその3つの班をまとめる総括班で構成されています。 人の一生を体系的に捉えた研究により、他の時期に与える影響、関連性についても解明していきます。