精神・神経疾患の発症の仕組みを明らかにし、新しい治療・予防法の開発につなげていくためには、ヒトに近いモデル動物を用いた研究が必要不可欠です。
マーモセットは、私たちと同じ霊長類です。霊長類固有の特徴を多く備えており、また、導入した遺伝子を次世代まで伝えることが可能な遺伝子改変動物を創出できるため、とても有用なモデル動物です。
「霊長類モデル」課題では、遺伝子改変マーモセットについて、国内研究者への供給体制の確立と、そのために必要となる技術等の高度化・効率化のための研究開発を行い、低コストでの供給・普及を目指します。
これにより、国内の疾患研究・創薬開発の研究が促進されることが期待されています。