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課題G 脳科学研究を支える集約的・体系的な情報基盤の構築

脳は分子・神経細胞・神経回路・脳領域といった多階層構造を持ち、育つ環境や個体の行動・思考などによって常に変化する器官です。

脳の階層構造を見てみよう!

現在、世界中の研究者が様々なアプローチで脳研究を行い、それにより研究の専門化・細分化が進むとともに、有用なデータが膨大に蓄積されています。しかし、複雑な脳の仕組みを解明するには、異なる階層や分野から得られたデータを論理的に結びつけ、脳を体系的に理解することが重要です。

そのためには、最新の技術を用いて未だ見出されていない新しいデータを収集しつつ、これまでの神経系に関するあらゆる知見やデータ、プログラムなどと統合、解析し、集約すること(神経情報基盤の整備)が必要です。得られたデータやツールなどをデータベース化することにより、多くの研究者がインターネットを介して共有・活用でき、今後の脳科学の発展に貢献できると考えられます。

課題Gでは、神経回路機能解析グループ、プロテオミクスグループ、コンピュテーショングループの3つのグループが連携し、神経情報基盤の構築を目指します。

各研究グループの役割について

特に、精神・神経疾患の増加が大きな社会問題になりつつあることから、これらの疾患と関わりがある情動に焦点を当て、情動に関する情報基盤の構築に取り組み、将来的にはヒトの脳機能や疾患の解明、さらには診断・治療・予防法の開発へとつなげていきます。

脳科学研究の発展情動とは
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