イベント情報


 第11回  脳プロサイエンスカフェ

が導く科学の最先端


DAY      2015. 2. 28 [土]  
TIME    14:00 - 15:30  [13:30 開場]
PLACE
岡崎公園 城南亭 (愛知県岡崎市康生町561)
※当日配布しましたプログラムはこちら(1.07MB,PDF形式)
※アンケート結果はこちら(385KB,PDF形式)

チラシはこちらから
 ダウンロードください
  (PDF形式,1.4MB)

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講    師
     自然科学研究機構 基礎生物学研究所

     神経生物学領域光脳回路研究部門 教授
    松 崎  政 紀 (まつざき  まさのり)
1994年 東京大学理学部生物化学科卒業。
2001年同大大学院医学系研究科修了(医学博士)。
生理学研究所助手、東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター助教、准教授を経て、
2010年9月より現職。 

ファシリテーター
      脳科学研究戦略推進プログラム事務局

    丸 山  めぐみ (まるやま  めぐみ)

 2002年 大阪大学大学院医学系研究科博士課程、単位取得退学、医学博士。  
 島根大学医学部、基礎生物学研究所を経て、
 現在は脳プロの運営サポートや広報活動に従事。


カフェの様子

  

   今回の脳プロサイエンスカフェは、私たち脳プロ事務局が籍をおく、自然科学研究機構生理学研究所がある、愛知県岡崎市で開催いたしました。
    徳川家康の生誕地である岡崎城近くのお茶室を会場に、和菓子とお抹茶を楽しんでいただきながら、寺子屋スタイルでの講演となりました。

    講師として、脳プロ「霊長類モデル」課題に参画されている自然科学研究機構基礎生物学研究所の松崎政紀教授が登壇しました。

    まず、−ヒトはどうしてヒトになったのだろう?その生物学的メカニズムとは何なんだろう?−先生の学生時代の頃の疑問と、その答えを解くカギを探すために、脳科学研究の道に進んだエピソードの紹介がありました。

    また、脳科学研究は、生物や化学、医学はもちろんのこと、測定機器開発や、膨大なデータを扱うための数学、物理学、情報工学にも広がる総合科学であり、革新的な研究をするには、多くの専門家が互いに協力することがとても重要だというお話がありました。

    最後に、脳の基本的な機能である学習・記憶のメカニズムについて、簡単かつ分かりやすく紹介いただきました。学習・記憶には、シナプスやスパインと呼ばれる1マイクロメートルほどの構造の機能が変化することが重要であり、運動学習についても、そういった変化により、新しい神経ネットワークができることで成立していることを明らかにした研究の紹介がありました。
■参考(研究成果のプレスリリース)http://www.nibb.ac.jp/pressroom/news/2014/06/02.html

    生きている動物の神経活動をリアルタイムに計測するには、神経活動の可視化技術や特殊な顕微鏡など、「光」を用いたイメージング研究が不可欠です。このイメージング研究を、ヒトにより近い霊長類モデル動物に適用することで、「こころ」の謎に迫れる日が訪れるかもしれません。

    陽光うららかな日に、日当たりの良いお座敷でのサイエンスカフェを大勢の方に楽しんでいただくことができました。
   本当にありがとうございました。


(丸山)


会場は岡崎公園にあるお茶室城南亭でした


ご希望の方にはお抹茶と和菓子を
召し上がっていただきました

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