ご挨拶

2007年12月     伊佐 正

特定領域研究「統合脳」の冬の班会議も無事終わり、今年の公式行事は全て終了しました。今年もあと1週間弱。ゆっくり振り返る間もないような1年でした。
今年を終えるに当たって忘年会のネタとして我が認知行動発達機構研究部門とNBR事業推進室にとっての10大ニュースを挙げてみました。(順不動)
1. Nishimura et al.論文”Time-Dependent Compensatory Mechanism of Finger Dexterity after Spinal Cord Injury” Science誌に掲載。
2. Lee et al. 論文 ”Identity of a pathway for saccadic suppression” PNAS誌に掲載。
3. Vision Science Society Meeting (@Sarasota, FL)のシンポジウムで発表+HFSPグループミーディング成功
4. 日本神経科学学会(9月11−13日@横浜)で当研究室の関連する18演題を発表。
5. NBR事業推進室発足。
6. ニホンザルバイオリソースプロジェクト第2回の試験的供給の供給先を採択。
7. “Motor Control研究会”(6月28−29日)成功裏に終わる。
8. 生理研研究会“認知科学の先端 注意と意思決定のメカニズム”(10月11−12日)成功裏に終わる。
9. 文部科学省ライフサイエンス課脳科学推進予算「脳に学ぶ+基盤技術」が総合科学技術会議でS評価(これはむしろ「脳を活かす」研究会のネタ?)
10. 西村幸男君米国ワシントン州立大学に留学
(番外)岡崎市民駅伝(1月21日)で堂々の68位!

生理研に来て12年目にしてScience誌に論文を出せたのは嬉しいというか、ほっとする出来事でした。今後ともhigh impact journalは狙っていきたいですが、これまで同様、JNS, JNP, EJNといったところにきちんとした仕事を積み重ねていくスタンスは大事にしていきたいと思います。
新年は、年明け早々から沖縄でHFSPのグラントチームの合同合宿でオランダ、アメリカ、カナダから続々と仲間が訪れます。その後岡崎市民のための公開講演会(1/12)、京都での脳神経倫理の国際会議(1/13-14)、文部科学省でのNBRのヒアリング(1/15)などで慌しくなりますが、年末年始は少しゆっくり越し方行く末について考える時間を持ちたいものです。

「ご挨拶2007年11月」
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「ご挨拶2005年5月」




 伊佐 正 教授 
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