イベント情報

第5回サイエンスカフェ
 脳を知る最新ツール
     ~遺伝子の運び屋ウイルスベクターって何?~                     

DAY …    2012. 8. 25  [Sat.]
TIME …   14:00 - 16:00  [13:00 Open]
PLACE … garden cafe M(福島県福島市栄町11-25 AXC 福島2F)
          
※当日配布しましたプログラムはこちら
※アンケート結果はこちら
   

       


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
 



  ♪ 話題提供者

    福島県立医科大学医学部附属生体情報伝達研究所                
    生体機能研究部門 教授

     小 林 和 人 (こばやし かずと)
1983年 名古屋大学農学部農芸化学及び食品工業化学科卒業。
1990年 名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。
名古屋大学助手、藤田保健衛生大学助手・講師、奈良先端科学技術大学院大学助教授を経て、
1999年より現職。


 


  ♪ 話題提供者

    自然科学研究機構 基礎生物学研究所                              
    脳生物学研究部門 准教授      

     渡 我 部 昭 哉 (わたかべ あきや)                         
1988年 京都大学理学部卒業。
1993年 京都大学大学院理学研究科生物物理学専攻博士課程修了。
米国コールドスプリングハーバー研究所博士研究員、現所属 助教を経て、2010 年より現職。   


 


  ♪ ファシリテーター

    脳科学研究戦略推進プログラム事務局 研究員                     
          
     今 津 杉 子 (いまづ すぎこ)                               
2001年 国際基督教大学教養学部理学科卒業。
2005年 京都大学大学院情報学研究科博士課程中退。
(株)クバプロ、日本科学未来館を経て、2009年より現職。
 


 
♪♪ カフェの様子

 

 




♪♪ 会場のgarden cafe M

    


    今回のサイエンスカフェは、話題提供者である小林先生にちなんで、福島市で開催いたしました。
 
    カフェのテーマは、脳の謎を解明するための「遺伝子」を使った新技術です。この新技術を紹介する前に、まずは渡我部先生から、私たち人間を含む霊長類の脳の特徴や脳を形作る神経細胞と遺伝子の関係、さらに霊長類の脳の謎に迫ることの重要性について、クイズを交えながらお話しいただきました。

    続く小林先生のお話では、いよいよ「遺伝子」を使った新技術に迫ります。遺伝子の運び屋である「ウイルスベクター」が遺伝子を運ぶびメカニズムや、そのメカニズムを活用した新技術によって明らかになった脳の謎についてご紹介いただきました。

    その後の質疑応答では、「霊長類特有の遺伝子はどのような働きをするのか」、「ウイルスベクターはどうやって増やすのか」、「霊長類のみで発現している遺伝子を、ウイルスベクターなどを用いてそれ以外の動物で発現させることはできるのか」など、活発にご質問いただきました。先生方も「きちんと話を聞いてくれていないと出ない質問だった」と喜んでいました。

    渡我部先生にご用意いただいた神経細胞や、ウイルスベクターを用いて一部の回路のみを染色した脳の切片を観察するコーナーもお楽しみいただけたと思います。

    夏の終わりの午後を、参加者の皆様と楽しく過ごすことができました。ご参加いただき、ありがとうございました!

(今津)




↑このページのトップへ

CopyRight © SRPBS All Rights Reserved.