イベント情報

 サイエンスアゴラ2014
脳プロブース出展

 「脳科学が創る未来 〜人とマシンをつなぐ新しい技術〜」


◆開催日時◆ 2014年11月07日(金)ー9日(日)  10:00-17:00
◆会  場◆ 日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6) 1階 
◆H  P◆ http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/


2.4MB,PDF形式


 ◆ミニレクチャー 登壇者のご紹介◆ 


   横井 浩史(よこい ひろし)

    電気通信大学 大学院情報理工学研究科
    知能機械工学専攻 教授
1993年北海道大学工学研究科博士課程修了。博士(工学)。
同年より通商産業省工業技術院生命研究所研究員。
1995年より北海道大学大学院工学研究科助教授。
2004年東京大学大学院工学系研究科准教授を経て、2009年より現職。
脳科学ライフサポート研究センター併任。




  開催レポート 

   本年のサイエンスアゴラでは、脳プロ「BMI技術」課題において、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)で制御できるロボットハンドの研究開発を行っている、電気通信大学の横井浩史教授に御協力いただきました。


   8日に開催した横井教授のミニレクチャーでは、人の手と同じように動く最先端のロボットハンドの仕組みや実際に使用している様子などを動画を交えながらお話しいただくとともに、開発の苦労話やマシンに込められた思いについてもお聞かせいただきました。毎回満席で、立ち見がでるほどの盛況ぶりでした。レクチャー後には、最先端のロボットハンドの体験デモも行いました。自分の手の動きに連動してロボットハンドが動くと、「すごーい!本当に動いた!」と感嘆の声があがりました。


   また、自然科学研究機構の御協力で行われたマッスルセンサー実験は子供たちの行列ができるほどの大人気でした。マッスルセンサーは、電極をつけた腕の筋肉からの電気信号を検出し、力の入れ具合で、ライトを付けたり消したりすることができる理科教材です。これらの実験をとおして、身体の仕組みについて楽しく学んでいただけたのではないかと思います。


   脳プロコーナーでは、脳プロの事業案内の御紹介の他に、毎年好評の「脳カルタ」を行いました。「脳カルタ」は実物大の脳の写真から何の動物かを当てるゲームで、お子様から大人の方まで楽しんでいただけました。


   3日間にわたって、多くの方にお越しいただき、脳科学研究の成果を活用して開発された人とマシンをつなぐ技術について、見るだけ聞くだけではなく、実際に体験していただくことで、身近に感じてもらえたのではないかと思います。


   御来場くださった皆様、誠にありがとうございました。




 会場の様子  



ミニレクチャーの様子。横井教授より最先端のロボットハンドの研究開発について熱のこもったお話がありました。


ロボットハンドの体験デモ。皆さん、ロボットが動く度に「おお!」と大興奮!横井教授も、新鮮な反応を見ることができて嬉しいとおっしゃっていました。

 


マッスルセンサー実験。腕に力をいれて、ライトを光らせることに成功!


「脳カルタ」コーナー。何の動物の脳か分かるかな?

   なお、展示機器は電気通信大学と自然科学研究機構 生理学研究所に御協力いただきました。ロボットハンドの体験デモは、電気通信大学の姜銀来特任准教授、森下壮一郎特任助教、大学院生の粕谷昌宏さん、關達也さん、大平美里さんに御協力いただきました。マッスルセンサー実験は自然科学研究機構 生理学研究所技術課の永田治さんと佐治俊幸さんに御協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
(矢口)
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