イベント情報

 2010年度文部科学省関連脳科学研究事業合同ワークショップ
「脳科学におけるヒト研究と動物研究のクロスオーバー」


日 時 : 平成22年9月1日(水) 12:20-15:50
会 場 : 神戸国際展示場2号館3階3A会議室
主 催 : 文部科学省「脳科学研究戦略推進プログラム」公開シンポジウム
                運営委員会、独立行政法人科学技術振興機構CREST・さきがけ

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◇開催趣旨
    脳科学研究は現在様々な形で展開され急速に発展しています。例えば、ヒトに関する脳機能解析もその精度や情報量が飛躍的に増加し、新しい発見が次々見出されています。また、ゲノム情報や高精度の計測・操作技術の進歩から、動物を用いた脳活動の解析も非常に精緻になってきています。そして、ヒトの脳を理解するために動物の研究成果をどのように捉えて活用することができるのかということがしばしば議論されています。

    現在、脳科学を対象として、社会に資する成果を目指した目標達成型研究プロジェクトがいくつも立ち上がってきています。こうした研究プロジェクトでは特に、ヒトを対象とした研究と動物を対象とした研究と織りなすところが今後ますます重要となり求められるところであります。

    そうした観点から、今回目標達成型研究として進められている、脳科学研究戦略推進プログラムと戦略的創造研究推進事業の脳科学関連領域との合同で、最近の研究成果と未来に向けた方向性について、講演及びパネルディスカッションを行うワークショップを開催することとなりました。




◇主催者挨拶
12:20-12:25
文部科学省研究振興局ライフサイエンス課・課長の石井康彦氏より開会の挨拶を申し上げました。





◇講演
座長 : 梶井靖 (田辺三菱製薬株式会社)、吉田明 (自然科学研究機構)

①12:25-12:50


平田 雅之 (ひらた まさゆき)
大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科学教室 特任准教授         

「BMIを実現する脳情報の計測・解析技術」



 



②12:50-13:15


今吉 格 (いまよし いたる)
科学技術振興機構さきがけ研究者(京都大学ウイルス研究所)          

「成体脳ニューロン新生の機能的意義」     



 



③13:15-13:40


山末 英典 (やますえ ひでのり)
東京大学大学院医学系研究科精神医学 准教授

「対人行動の障害の脳画像指標とその候補遺伝子との関連」



 



④13:40-14:05


西川 徹 (にしかわ とおる)
東京医科歯科大学大学院精神行動医科学分野 教授

「統合失調症におけるシナプス-グリア系病態の評価・修復 
への臨床・基礎融合的アプローチ」


 



⑤14:15-14:40


岡本 仁 (おかもと ひとし)
理化学研究所脳科学総合研究センター 副センター長、チームリーダー

「魚の研究から明らかになったヒトの脳の成り立ちと働き」   



 



⑥14:40-15:05


山森 哲雄 (やまもり てつお)
自然科学研究機構基礎生物学研究所神経生物学領域脳生物学研究部門 教授 
生理学研究所霊長類脳基盤技術開発室 教授(併任)

「霊長類脳の特徴と遺伝子導入技術の展開の意義」



 





◇パネルディスカッション
15:05-15:45
座長 : 赤澤 智宏 (東京医科歯科大学)


写真左から


村上富士夫 大阪大学
津本忠治 理化学研究所
川人光男 株式会社国際電気通信基礎技術研究所
小澤瀞司 高崎健康福祉大学




◇閉会の挨拶
    科学技術振興機構戦略的創造事業担当・本部長の榊原裕二氏より閉会のご挨拶を申し上げ、本ワークショップを終了いたしました。






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