イベント情報


【日米欧豪脳】 合同シンポジウム:
ニューロモジュレーションの倫理-心の治療・増強・操作に関する脳神経科学と他分野の対話-



*開催日時:
2010年9月2日(木)16:10~18:40

*開催場所:
神戸国際展示場2号館1F 第1会場(コンベンションホール)

*主 催 :
    本シンポジウムは、日本神経科学学会・北米神経科学学会・ヨーロッパ神経科学連合・オーストラリア神経科学会の合同開催、文部科学省「脳科学研究戦略推進プログラム」の共催で開催しました。

*開催趣旨:
    心の操作はどこまで許されるのか?-脳神経科学の発展により、薬物や外科的手術、機械などを通して「心を操作すること」が容易になってきました。それによる科学的発見や技術的恩恵の一方で、倫理的・社会的影響は計り知れないものがあります。このような技術のプラスの面を活かし、負の側面をなくすよう、研究者や専門家だけでなく、広く社会の中で検討する必要があります。このシンポジウムでは、ブレイン・マシン・インターフェイスや脳深部刺激のほか、倫理・哲学の専門家も一同に会して、多様な観点から議論しました。

*事務局:
    「脳科学研究戦略推進プログラム」事務局



■ ■ プログラム ■ ■

オーガナイザー&座長 :
佐倉統(東京大学)、マイケル・ゴールドバーグ(米コロンビア大学)

演 者 :
片山容一、深谷親、大島秀規(日本大学)
エリック・ラシーヌ(加モントリオール大学、マギール大学)
ウルリッヒ・ワーグナー、ヘンリク・ワルター(独ベルリン大学病院)
石原孝二(東京大学)
サラ・ダンロップ(豪ウェスタン・オーストラリア大学)

指定討論者 :
マイケル・ゴールドバーグ(コロンビア大学)
赤林朗(東京大学)


    講演は、①脳深部刺激術の報酬効果:片山ほか(日本大学)、②ニューロモジュレーションの倫理的将来像:ラシーヌ(モントリオール大学)、③感情制御の ニューロイメージング-神経犯罪学への応用をめざして:ワーグナーほか(ベルリン・シャリテ大学病院)、④ニューロモジュレーションにおける倫理的課 題:オートノミー、プライヴァシー、エンハンスメント:石原(東京大学)、⑤神経外傷の脳神経倫理:ダンロップ(ウェスタン・オーストラリア大学)からな り、ゴールドバーグ(コロンビア大学)および赤林(東京大学)がそれぞれ脳神経科学と医療倫理の立場から指定討論に参加していただきました。
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