“昨年8月30日以降・・・”
またまたかなり間が空いてしまった。ほぼ11ヶ月近く更新を怠ってしまった。とにかく毎年秋から春先にかけては仕事がタイトになり、HPの更新が遅れがちである。今年はさらに4月以降も尾を引いてしまった。昨年の8月30日以降にあった主なイベントを一気に・・・
8月30日 泰羅先生(医科歯科大)の還暦をお祝いした。まだまだウルトラマラソンを年に何回も走っているそうで、我々の誰よりもお元気。今後とも、皆の「お兄さん役」をお願いします。
9月11−13日 日本神経科学大会@横浜。
11日は小林新学術キックオフで満員御礼。13日の昼休みは脳科学若手の会のランチョンで「研究費の申請書の書き方」について講演(こちらも満員で冷や汗!)。あまり技術的なことは話しても仕方ないので、我々研究者の一生の課題ともいえる「自己評価と他人の評価をどうバランスするか?」について私見を披露。実験をしている際には自己評価を高めて頑張らなくてはいけないが、申請書はrealityの世界なので両者のバランスが取れた形にしなくてはいけない。考えれば考えるほど奥が深くて難しい問題ではある。
9月14日 「脳とこころのシンポジウム@学術情報センター」で講演。主にウィルスベクター2重感染による経路選択的操作の現状について話をした。
9月19日 福島医大で講義&講演。南東北の秋を満喫しました。小林先生、有難う!
(写真1:新野地温泉にて)
9月22−23日 北京大学McGovern Inst, Center for Neuroscienceでセミナー。中国には「とても良い」人たちが米国あたりから戻ってきているので今後10年どのように伸びるのかが見ものである。元生理研の納家さんが呼んでくれた。北京大学の構内を歩いていると、近未来的な最先端の施設と40−50年前の日本が共存しているような錯覚を受けるが、とにかくエネルギーに満ち溢れている感じを受ける。
9月29−30日 新学術メゾ回路の班会議(熱海)。2回目だったがとてもinformative。
10月1−4日 マルセイユ大学神経科学研究センターのシンポジウム。サルを用いたシステム神経科学をかなり力を入れて推進しているのは心強かった。とても天気が良く、南欧の風景を満喫できた。ブイヤベースも最高。

(写真2:南欧の風景)
10月6−7日 第4回生理研―チュビンゲン大学合同シンポジウム。4回を迎え、お互いとても深く知り合うようになり、共同研究の芽も出て来ている。継続は力だと思う。シンポジウムも多くの参加者があり、注目度が上がってきたように思う。
10月8−12日 ベルギー・リューベン大学で共同研究。2月以来2度目。殊の外、これまでのところ上手く行っている。
10月17日―11月1日は1回東京に出張した以外は岡崎にいた。サルへのウィルスベクター注入で終日P2実験室に籠った日も何日か。
11月8日・・・機構のソフトボール大会。昨年と同じく2位。惜しかった。
写真は練習試合
・・・と本番

11月14―20日 北米神経科学会。17日にSpecial lectureでトークした。タイトルはThe brain is needed to cure spinal cord injury. サルの脊髄損傷関係の仕事を脊髄固有ニューロンから運動野、側坐核までまとめて話をした。9,000人収容の会場で、もし聴衆が少なくてガラガラだったらどうしようかと思ったが、事前に司会をしてくれたDoug Munozから、(彼も少し心配だったようで)「大会本部に聞いてみたらabstractのdownload件数はone of the top ranksなのだそうだから大丈夫だ」と聞かされ、少し安心した。実際、会場は半分以上、特に入り口に近い半分は前から後ろまでほぼ満員。何より嬉しかったのは途中、ほとんどの人が席を立たなかったことだ。終わった後は、程良い疲れと充実感に包まれた。
12月3日 東京医大の名誉教授の内野先生の葬儀に出た。大学院の出身教室の大先輩で、とてもかわいがっていただいていた。最近、毎年のように先輩の葬儀が続いている。皆さん70歳台。とても近い人たちなので、とても悲しい。
12月6−7日 東大で宮下先生主催の国際シンポジウム。前夜のclosedなreceptionに呼んでいただき、Newsome, Logothesis, Dehanae, Disseroth、Zhaoらと親しく話ができたのは大変有意義だった。
12月9日 脳科学委員会の作業検討部会では、現在今後戦略的に推進すべき研究課題案の策定が行われている。そこに脳科学関連学会連合の将来構想委員会の委員長として呼ばれて、この間、将来構想委員会で議論してきたことを申し述べた。脳科学に対するfundingが途切れることなく継続されることを願っている。
12月15日 研究室の忘年会ツアー。今回は夏ごろから企画して、部門に関連する皆さんもお誘いして、30数名で貸し切りバスで敦賀へ「かにを食べに行くツアー」。往復のバスでは皆でゲームなど、すっかり遠足気分。幹事の皆さん、お疲れ様でした。

12月18−20日 今から10数年前に甘利先生が立ち上げられた、日本、中国、韓国の計算論的神経科学研究者が合同で行う”Neurobiology and Neuroinformatics”の今年の会を理研の山口陽子先生や豊橋技術科学大学の臼井先生と一緒に生理研で開催させていただいた。計算論と神経科学の融合で和気藹々とした会合。懇親会の際に、甘利先生に歴史的なお話をお伺いできた。日本の計算論的神経科学と国際的なレベルに持ち上げていくのにご尽力されたお話はとても感動的でした。
12月21−23日 バンコクで第2回生理研―チュラロンコン大学合同シンポジウム(タイ神経科学会において)。昨年について第2回。タイ側の参加者も多く、盛会でした(写真)。
年末は28日までウィルス注入などの実験。
1月24日 東京医科歯科大学で第2回の新学術領域「適応回路シフト」の総括班会議。皆の進捗を聞き、今後の計画を議論しました。
1月28−29日 鹿児島大学生理学教室の亀山先生が呼んでくださり、鹿児島大で講義とセミナー。桜島を一望できるホテルでほっと一息。
2月2−5日 インドのムンバイで世界脳研究機構(IBRO)のGlobal Advocacyに関する会議とシンポジウム。日本神経科学会から会長の田中啓治先生と一緒に参加。日本の取組について報告した。とても興味を持ってもらったのが脳科学関連学会連合を作ったことと、包括脳の取組。特に包括脳がいかに少ない予算で有効なネットワーク作りに貢献しているかはとても参考になるといっていただいた。これは日本人独自の「互助精神」の表れかな・・・と思った。とても慌しく、ムンバイの町を歩く時間はなかった。
2月15−19日 3度目のLeuven訪問。サルにウィルス注入。今回は慌しかった・・・が、それでも美味しいチョコレート店を教えてもらったのと、美味しいレストランリストが増えたのは収穫。実験も着実に進んでいる。
2月26−27日 玉川大学脳研究所のリトリートに呼んでいただき、箱根湯本に。直近の研究の内容だけでなく、自分がどのように考えてやってきたかもお話させていただいた。準備の過程で色々考えることが出来、有意義だった。少しはお役に立てただろうか?
3月10−13日 生理研で多次元トレーニングレクチャー。例年担当されてきた吉田明先生が異動されたので、私が準備することに。「どろなわ」でしたが、多くの参加希望者があり、実際に参加された受講生の皆さんもとてもモチベーションが高く、こちらも元気をもらえるような会になった。講師の皆さん、有難うございました。
3月13日 京大の大森先生の退職記念会。皆、まだまだ若々しいのになぁ・・・
3月21日 来年の「適応回路シフト」の国際シンポジウムの会場視察。今出川の同志社大学。小林先生、藤山先生と。素晴らしいシンポジスト。素晴らしい会場。乞うご期待!です。
待ち合わせ時間の前に少し懐かしいエリアを散歩しました。
3月25日 生理研の脳プロ事務局のご苦労さん会@丸の内。脳プロ事務局は4月から、生理研からAMEDに移管される。丸山めぐみさんはじめ、岡崎と東京事務局のスタッフの労をねぎらう会でした。皆さん、新天地での益々のご発展を祈ります!
3月27日 部門の壮行会。新天地での益々の発展を期待します(写真は夜の部)。

3月30日 山森先生退職記念会。岡崎に来たのが近い時期(山森先生のほうが少し先)だったのと、娘同士が同級生だったので公私ともども大変お世話になりました。まだまだご一緒にお仕事させていただけそうですので、今後とも宜しくお願いします。
4月1日 恒例の発達生理学研究系3研究室(鍋倉研、箕越研とうち)の合同花見会。ただ残念なことに雨になり、いつものように河原には行けず。写真撮影は研究所の正門で。

4月26日 父の大学時代の学生さんたちの恒例の会。以前は神戸でお盆のころにやっていたのが、3年前から、移動が困難になってきている父のことをご配慮いただき、岡崎に皆さんが来ていただけるようになった。父は今年の5月で91歳。24名の皆さんが集まってくださった。感謝!
4月27日―5月2日 4度目のLeuven。弾丸ツアー。
5月22日 恒例の部門のバーベキュー大会。男川やなであゆの手づかみ。
5月30日―6月1日 ポスドクのRichardと、Richardが現在解析しているデータについて、以前に実験を行っていたPenphimon Phongphanphanee(元特任助教で現在Novartisのバンコク支社勤務)と協議するためにバンコクに弾丸ツアー。
6月6日 第50回理学療法学術大会で生理学会と同学会の合同シンポジウム@東京フォーラム。立ち見も出るほど盛況で、理学療法関係の皆さんの脳科学に対する熱い視線を感じました。
6月9日 岡崎南ロータリークラブの恒例のバーべキュー大会。自然科学研究機構は特に外国人の来訪者を中心にいつもご招待いただいている。うちの部門も大勢で参加。また、カラオケで分子研の先生と一緒に熱唱してしまった。
6月15−19日 IBRO Advanced Schoolを担当。うちの部門では西村君を中心にECoGを担当。2名の学生さんと濃密な時間を過ごしました。

6月25−26日 新学術領域「適応回路シフト」の班会議、計画・公募班員を合わせて100名以上が参加。大変informativeな会でしたが、ちょっとスケジュールがタイトだったかな。一方、早朝散歩をしていたら20頭以上の野生のサルの群れに遭遇。感激でした。

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