ご挨拶

2008年9月     伊佐 正

*9月になりました。しばらく慌しくしていて、このページからご無沙汰しているうちに夏が過ぎてしまいました。その間、神経科学学会やトレーニングコースなどありましたが、多忙にまぎれてすっとんでしまいました。この間、文部科学省の脳科学研究戦略推進プログラムの申請、採択後の契約、さらには事務局の設置などに追われました。このプロジェクトは、マモセットとニホンザルを対象とし、遺伝子改変技術を駆使して霊長類でしか調べられないような高次脳機能の分子基盤に挑戦しようとするものです。一方で、ブレインマシンインタフェイスについても生理研の南部教授やATRの川人先生と協力して研究を進めていくつもりです。また、脳科学委員会が報告書の中間報告に向けてのとりまとめの段階です。作業部会に所属する私も、今後10−20年の日本の脳科学推進に向けて少しでもお役に立ちたいと思っています。
*昨年暮れから数本の論文が立て続けにアクセプトされ、調子に乗っていましたが、その後の数編が立て続けにreject。どうも高望みしてしまったようですが、この夏から再度アクセプトが続き始めました。このような波があるのは、まあどうしようもないですね。
*また、6月末にJSTのサイエンスポータルに拙文を寄稿しました(http://scienceportal.jp/HotTopics/opinion/67.html)。お時間がおありでしたらご覧下さい。
*あと、8月頭に私、伊佐は腰痛に襲われ、「統合脳」の夏の班会議を欠席してしまいました。多くの方にご迷惑とご心配をお掛けしてしましました。この場を借りてお詫び申し上げます。幸いにも快方に向かっていますがしばらくは油断しないようにしたいと思います。
*最後になりましたが、ここ数日の豪雨ですっかり岡崎は日本中で有名になってしまいました。私どもの部門のメンバーの被害状況は床下浸水1件、自転車が水をかぶったのが1件でした。幸いにもけが人はありませんでしたし、研究所は高台にあるので問題ありませんでした。

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 伊佐 正 教授 
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