平成27年度~31年度 文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究(研究領域提案型) 温度を基軸とした生命現象の統合的理解(温度生物学)

English
  • facebook
  • 市民公開講座
  • FAOPS2019
  • NIPS ThermalBiology Training course
  • Impact
  • 国際シンポジウム2017

この領域について

 温度は様々な生理機能に影響を与え、生体の恒常性維持においても最も重要な因子の一つです。本領域では、1) 細胞膜と細胞内の温度センシング機構が協働して細胞が温度を感知し機能発現に至るメカニズムと2) 感知された温度情報が統合され、個体レベルでの体温・代謝調節、生体リズム調節、行動制御などの生理現象に至る生体メカニズム、の解明を進めます。さらに、細胞内局所と組織・臓器内局所の温度計測・制御技術の開発・応用をあわせて進め、温度を基軸とした生命現象の統合的理解を目指しています。

お知らせ

2020年4月21日 温度生物学ハンドブック(用語集)Vol.2」を公開しました。
温度生物学分野の理解にお役立てください。NEW
2020年3月10日 中村和弘 教授(名古屋大学;計画班)らのグループの研究成果
「心と体をつなぐ心身相関の仕組みを解明~ストレス関連疾患の新たな治療戦略へ~」
詳しくはこちらNEW
情報発信/温度生物学トピックス>に
「冬眠動物のゲノム解析からヒト肥満制御遺伝子回路を推定する」を掲載しました。
12月15日14時よりベルサール飯田橋駅前にて市民公開講座を開催いたします。
"影響は想像以上!温度が左右するからだの反応 ~冬眠から肥満まで~"
入場無料、事前申し込み不要。
詳細は<こちら
情報発信/温度生物学トピックス>に
「イネにおけるtRNAHisグアニリルトランスフェラーゼによる翻訳制御を介した高温ストレス応答」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「ミトコンドリアsmall HSPは温度感受を介した種子発芽を制御する」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「消化管ホルモン・セクレチンは褐色脂肪細胞を活性化して食事性熱産生を惹起し飽食感を誘導する」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「イヌイットのゲノム解析から示唆されたヒトの寒冷適応進化の証拠」を掲載しました。
A01-1 久原班の博士後期課程院生の岡畑美咲さんがロレアルユネスコ女性科学者日本奨励賞を受賞しました。
「線虫C. elegansをつかい温度と酸素という複数の情報が統合される神経回路の仕組みを解き明かした」研究が対象となりました。
2019年6月17日 土居 雅夫 教授(京都大学;計画班)らのグループの研究成果
「蛋白質をコードしないDNA配列が活動と体温の正常な日内リズムの維持に必要」
詳しくはこちら
情報発信/温度生物学トピックス>に
「HSP90とintegrin α4が熱センサーとして機能し、発熱時のT細胞の移行を促進する」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「冬眠動物由来iPS細胞は低温適応の理解と医療応用にむけた新たな研究基盤となる」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「ホットフラッシュを引き起こす神経回路」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「RNA温度計の開発」を掲載しました。
2019年2月7日 久原 篤 教授(甲南大学;計画班)らのグループの研究成果
「C. elegans においてカリウムチャネルKQT-2を介した低温馴化は酸素によって調節される」
詳しくはこちら
情報発信/温度生物学トピックス>に
「褐色脂肪・ベージュ脂肪のミトコンドリアにおけるカルジオリピン合成は全身のエネルギー恒常性維持に必須である」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「植物の光受容体であるフォトトロピンは、光活性化状態の継続時間を感知することで温度センサーとしての機能を発揮する」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「蜘蛛毒(DkTx)によるTRPV1の活性化における細胞外突出領域の役割」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「スモール熱ショックタンパク質Hsp27はオリゴマー形成部位と基質タンパク質Tauとの相互作用により機能が調節される」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「褐色脂肪から分泌されるアディポカインとして新たに同定されたCXCL14は、M2マクロファージを介して褐色脂肪や白色脂肪を環境温度変化に適応させる」を掲載しました。
2018年9月 情報発信/ニュースレター>に、「ニュースレター第5号」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「褐色脂肪細胞の熱産生を単一細胞レベルで可視化する技術の開発」を掲載しました。
2018年9月05日 柴崎 貢志 准教授(群馬大学;計画班)らのグループの研究成果
「網膜剥離により視細胞死が誘導される分子機構を解明」
体温下での細胞膨化がTRPV4異常活性化を引き起こし、網膜剥離病態を悪化させる
詳しくはこちら
A FAOPS2019 satellite - NIPS/Thermal Biology Training Courseの参加申込みが始まりました。
締切;10月30日(火)⇒11月30日まで延長 
2018年8月14日 久原 篤 教授(甲南大学;計画班)らのグループの研究成果
「C.エレガンスにおいてRNA分解酵素 ENDU-2は低温耐性を含む複数の現象を細胞自律的かつ非自律的に制御する」
詳しくはこちら
情報発信/温度生物学トピックス>に「末梢神経の感覚情報処理機構」を掲載しました。
FAOPS2019,第96回日本生理学会大会の参加登録が始まりました。
Thermal biology: A new world of life science」シンポジウムを開催いたします。
情報発信/温度生物学トピックス>に
「TRPV1の熱活性はポアドメインに備わっている」を掲載しました。
2018年3月20日 野村真 准教授(京都府立医科大学;公募班)らのグループの研究成果
「恒温動物や変温動物の神経回路の多様性を産み出した遺伝子機能の柔軟性」
詳しくはこちら
情報発信/温度生物学トピックス>に「寒冷下での褐色脂肪組織の脂肪分解は非震え熱産生に関与しない」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に「褐色脂肪組織におけるATGL介在性の脂肪分解は寒冷誘導熱産生に必須ではない」を掲載しました。
2018年2月19日 土居雅夫 准教授(京都大学;計画班)らのグループの研究成果
「マウスとハエに共通にみられる体温の日内リズムを制御する仕組みの解明」
詳しくはこちら
2018年2月11日 公開シンポジウム「温度生物学の展開」を東京で開催しました。
A01-1 久原 篤教授が、第14回日本学術振興会賞を受賞されました。
情報発信/温度生物学トピックス>に「プラナリアTRPA1は活性酸素種を介して熱侵害刺激を受容する」を掲載しました。
2018年1月 情報発信/ニュースレター>に、「ニュースレター第4号」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に「低温感受性チャネルTRPM8のクライオ電顕構造」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に「失った遺伝子による進化的代償」を掲載しました。
情報発信/温度生物学トピックス>に「褐色脂肪細胞の熱産生を1細胞レベルで可視化する」「ハナムグリが震えて熱を出す様子を高解像度で可視化する」を掲載しました。
2017年9月 公募班を募集します。
2017年9月21日 温度生物学ハンドブック(用語集)」を公開しました。
温度生物学分野の理解にお役立てください。
2017年9月04日 科研費新学術領域研究「温度を基軸とした生命現象の統合的理解(温度生物学)」
2017年 公開国際シンポジウム を京都で開催いたしました。
2017年7月10日 中村和弘 教授(名古屋大学;計画班)らのグループの研究成果
「体温調節の行動には温度を「感じる」必要がないことを発見 ~熱中症の発症メカニズムの理解に大きな一歩~」
詳しくはこちら
2017年6月 世界中の大学、研究機関、国と地域の研究資金補助組織、政策、政府、民間、公共セクターのすべての主要な関係者に読まれる英国の雑誌「IMPACT」で当領域に関する研究内容が紹介されました。
WebSite
2017年6月 情報発信/ニュースレター>に、「ニュースレター第3号」を掲載しました。
2017年2月07日 柴崎貢志 准教授(群馬大学;計画班)らのグループの研究成果
「熱センサーTRPV2がメカノセンサーとして神経軸索の伸長を促すメカニズム」
詳しくはこちら
2017年1月10日 中村和弘 教授(名古屋大学;計画班)らのグループの研究成果
「飢餓を生き延びるための反応を起こす脳の仕組み」
詳しくはこちら
2017年1月19日(木)-20日(金) 「第3回 領域会議を開催しました。」
2017年1月18日(水) 「第2回若手の会を開催しました。」
2016年12月10日(土)-11日(日) 第1回 Biothermology Workshop -生命システムの熱科学
場所;岡崎コンファレンスセンター(OCC)
2016年11月16日 中村班員がCBCラジオに出演されました。<情報発信/メディア報道
2016年11月5日 武田薬報web」の特集に、「温度感覚の最先端研究から再考する伝統薬の価値~TRPチャネル~」が掲載されました。
2016年11月 情報発信/温度生物学トピックス>に、「脊髄における温度情報処理」についての紹介記事を掲載しました。
2016年10月 久原篤 准教授(甲南大学;計画班)らのグループの研究成果
「低温適応における精子から頭部神経へのフィードバック制御」
詳しくはこちら
2016年10月 情報発信/温度生物学トピックス>に、「皮膚からの温度情報に反応して体温を調節する中枢ニューロンの同定」についての紹介記事を掲載しました。
2016年10月 情報発信/ニュースレター>に、「ニュースレター第2号」を掲載しました。
2016年10月 情報発信/温度生物学トピックス>に、「温度感受性チャネルTRPM2は環境温度受容・体温調節に関与するのか?」についての紹介記事を掲載しました。
2016年9月 中川貴之 准教授(京都大学;公募班)らのグループの研究成果
「TRPA1のプロリン水酸化抑制を介した冷感受性メカニズム」
詳しくはこちら
2016年9月 情報発信/温度生物学トピックス>に、「ミトコンドリアのROSが熱産生によるエネルギー消費と脱共役タンパク質(UCP1)のスルフェニル化を調節する」についての紹介記事を掲載しました。
2016年8月 情報発信/温度生物学トピックス>に、「視床下部オキシトシン分泌の温度感受性メカニズム」についての紹介記事を掲載しました。
2016年4月18日 情報発信/温度生物学トピックス>に、「温度と体内時計を結ぶパスウェイ」についての紹介記事を掲載しました。
2016年3月 山田哲也 准教授(東北大学;計画班)らのグループと中村和弘 教授(名古屋大学;計画班)らとの共同研究による研究成果
「2型糖尿病治療薬ダパグリフロジン(SGLT-2阻害薬)が褐色脂肪組織におけるエネルギー消費を抑制」
2016年3月 富永真琴 教授(領域代表)らのグループの研究成果
「褐色脂肪細胞においてエネルギー消費を促す新たなメカニズムを発見」<詳しくはこちら
2016年3月 富永真琴 教授(領域代表)らのグループの研究成果
「温度感受性チャネル(TRPM3チャネル)の新たな機能特性を解明」<詳しくはこちら
情報発信/温度生物学トピックス>に「温度産生能を持つトカゲ」を掲載しました。
公募班を募集します。⇒募集は終了しました。
  ホームページを開設しました。 

ページトップ