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心と体の科学

第10回 人の体と脳

2010.9 vol.17

今回の「心と体の科学」は、脳科学研究戦略推進プログラムの研究内容を中心に開催し、岡崎市立常磐中学校の生徒さんが、人の体と脳について学びました。

①ヒトってどんな生物?
②私たちの「からだ」「こころ」「脳」
③脳プロで知りたいこと・わかってきたこと


という3つのテーマについて紹介しました。様々な進化をとげ、複雑な働きをする「脳」をもつ私たちヒトの特徴について、みなさんと一緒に考えるいい機会になりました。また、脳科学研究戦略推進プログラムがすすめる「社会のためになる脳研究」がどんなことに役に立つのか、その将来性についても知ってもらえたと思います。

 
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「未来の研究者」に夢をたくす ー岡崎市立常磐中学校の生徒さんの感想ー

ぼくが生理学研究所で一番印象に残ったのは、BMIという人の脳と機械を繋げる技術についてです。BMIは大きく分けて3種類あるそうですが、ぼくたちは脳から流れる数十マイクロボルトの電流で機械を動かす実験をさせてもらいました。実際にやってみると、予想してたよりも機械がよく動いたのでびっくりしました。
BMIは、義手や人工視覚、リハビリなどにも役立つそうなので便利な世界になるんだなと思いました。
(戸田 皓)

 

 ぼくが生理学研究所の体験で最も印象に残ったのは、脳で考えたことがコンピューターに伝わり、それが画像になるという技術です。この技術のすごいところは、手足の不自由な人が頭の中で考えたことを相手に伝えることができたり、自分が想像したイメージを画像として取り出すことができることです。ぼくはこの技術をつかって、映画を作ってみたいと思いました。
今回の体験は、今まで知らなかった事がたくさん分かったので、とても良かったです。
(藤江 龍司)

 

 わたしは、このような場所で話を聞かせてもらうのは初めてでしたが、とても分かりやすく教えていただけたので、脳や科学についてよく学ぶことができました。
左にずれて見える特殊なネガネをかけてダーツをすると、最初はなかなか当たりませんでしたが、しばらくすると当たるようになってきました。これは、脳がだんだんその状態に対応するようになるからだと聞き、脳は状況の変化にすぐ対応できてすごいなと思いました。
(太田 志保)

 

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 わたしは生理学研究所で脳についてお話を聞かせていただき、一番印象に残っていることは、脳の電気信号の実験です。マッスルセンサーという実験器具を使い、体を動かす際に脳から神経を伝わり送られてくる電気信号で、モーターを回したり、電球に明かりを点けました。
この実験で、普段は気にしたこともなかった脳のはたらきを、改めて実感することができました。脳の研究が進むことで、未来がどのように変わってゆくのかとても楽しみです。
(中根 由美桂)

 

 

 

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