第2回 目が見える仕組み
2008.9 vol.5

岡崎市立甲山中学校の生徒さんが、小泉准教授を訪問し、目の神経細胞の並び方など、繊細な網膜の構造について、いろいろな体験をして勉強しました。
目の中には、網膜という神経でできた膜があり、光を感じて周りの世界を「見て」います。 |
目の不思議を体感してみよう!
目には普段は意識しない「盲点」という「見えない点」があります。
下の図で星印を左目をかくして右目だけでみて、紙を前後に動かしてみて下さい。15㎝くらい離したところで、突然、右のマークが消える!
『未来の研究者』に夢をたくす
今日は目の網膜などのことをいろいろ教えて下さってありがとうございました。第21染色体がダウン症の解明につながるとおっしゃっていましたが、実際にどこまで研究がすすんでいるのかがとても気になります。
先生がおっしゃっていたように、ダウン症のこの悪いところだけでなく、よいところも見つけることは、全ての障害を持って生まれてしまった子にもあてはまると思います。今日は本当にありがとうございました。ダウン症の解明の研究、がんばってください。
(古川 絵梨)
自分のからだのことは、自分がいちばんわかっていると思っていたけれど、今回のお話を聞き、人のからだはまだわからないことだらけで、いちばん身近にある不思議だと改めて思いました。その中で目という自分で実感できるはたらきでも、自分自身はわからないことばかりで、驚かされました。「見る」ということは小さな物質のはたらきの積み重ねで手に入れることができたすごい能力であり、大切にしたいと思いました。こういった人体を作り上げていく物質の研究が進み、もっと技術が発展して、からだの不自由な人々を助けていけたらいいなと思いました。
(大矢 佑基)
今回、お話を聞いて、自分が今まで目について全然知らなかったんだと思いました。夜、写真を撮ると目が赤くなる理由とか、目には盲点があることなどの豆知識から、ダウン症の難しい話までとても勉強になりました。ダウン症という病名や症状のイメージはわかっていたけど、想像していたより高い確率だとは思っていなくて驚きました。盲点の絵も不思議でおもしろかったです。最後に私たちの質問に一つ一つにしっかり答えてくださってありがとうございました。とっても楽しかったです。
(畔柳 綾乃)
今回、生理学研究所に行き、目のつくりや機能を学びました。特に印象が強かった実験が盲点の実験でした。視神経が集中していて見えないところという説明を聞いてよくわからなかったけど、実際に盲点を探すためのプリントを使ってみるとあるはずの点がなくなったり、黄色のはずの点が赤くなったりと、普段全然気にならないけど、目にはすごい秘密があることがわかりとても驚きました。またこのような機会があったらぜひ参加したいと思い、理科に今まで以上に興味がわきました。
(犬塚 達也)
- 「第18回 脳の中の神経細胞を見てみよう!」2012.5 vol27
- 「第17回 ヒトの体から出ている電気を測ってみよう」2012.3 vol26
- 「第16回 遺伝子改変技術の世界をのぞく!」2012.1 vol.25
- 「第15回 温度ってどやって感じるの?」vol. 23
- 「第14回 ヒトの脳とこころの関係を画像で迫る!」2011.7 vol.22
- 「第13回 脳に記録された活動を目でみてみよう!」2011.5 vol.21
- 「第12回 ヒトはどのように色を見ているのか」2011.1 vol.20
- 「第11回 超高圧電子顕微鏡でみるミクロの世界」2010.11 vol.18
- 「第10回 人の体と脳」2010.9 vol.17
- 「第9回 盲点の不思議と脳の適応性を体験」2010.7 vol.16
- 「番外編 中学生記者のせいりけん探訪~脳の不思議が知りたい!~」2010.5 vol.15
- 「第8回 脳の神経細胞を見てみよう」2010.3 vol.14
- 「第7回 神経の形とつながりを知ろう」2009.11 vol.12
- 「第6回 脳と機械をつなげる技術 筋肉の電気信号で義手を動かす」2009.9 vol11
- 「第5回 マウスのDNA鑑定をやってみよう!」2009.7 vol.10
- 「番外編 光る生物の不思議」2009.5 vol.9
- 「第4回 糖尿病とインスリン」2009.3 vol.8
- 「第3回 『細胞』の大きさの不思議」2008.11 vol.6
- 「第2回 目が見える仕組み」2008.9 vol.5
- 「第1回 動く"細胞"の不思議」2008.7 vol.4