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心と体の科学

第15回 温度ってどやって感じるの?

vol. 23

新香山中学校の生徒さんが、細胞が温度をかんじている様子を実際に観察しました。

 

tominaga.gif アイスクリームにのったミントを食べると、アイスクリームが冷たいうえに口の中がスーっとします。
ハッカ湯に入るとお風呂から出たあとにもスーっとしますね。
 これは、冷たい温度センサーの活動がミントやハッカの成分メントールによって高まるためで、感覚神経をだましていることになります。 このように、感覚神経や皮膚の細部は幅広い温度を感じています。
今回は、細胞が音素を感じている様子を実際に観察してみました。

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私たちは、冬と夏で40度近い環境温度の違いの中で生活しています。その温度の違いをどのように感じているのでしょうか。

 

 

 

熱さ、あたたかさ、涼しさを感じるセンサー

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メントールやカプサイシン、温度によって反応しているマウスの神経細胞を見てみよう!

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未来の研究者に夢をたくす      ~岡崎市立新香山中学校の生徒さんの感想~

 普段の生活の中の出来事を不思議に思って調べてみようとする先生をすごいと思います。辛いカレーを食べて口が痛くなるから冷たい水を飲む。それは、普段のことなのに、調べた結果、温かさと辛さを感じる神経細胞は同じところなので、辛さを痛みと同じように感じている細胞に、温かさを感じさせるのではなく、逆の冷たい物で和らげる。本当にすごいことだと思いました。
 このような貴重な体験をさせていただいて、改めて生き物のすごさを知りました。
(2年    草次 志帆)

 生理学研究所に行って話を聞いたり実験をしたりしてまずおどろいたのが、熱い温度を感じるセンサーと冷たい温度を感じるセンサーが別の細胞だということです。しかも、熱いものを感じる細胞は、トウガラシの成分カプサイシンも反応して、同じように冷たいものを感じる細胞は、ハッカにも反応することも知りました。実験のとき、ネズミの細胞でも同じようなことが起こっているのがわかりました。とてもおもしろかったので、また本などで調べてみたいです。
(2年 ワイズ 健)

 生理学研究所で「温度ってどうやって感じるんだろう」をテーマにした実験をして、マウスの細胞を見ました。「熱い」や「辛い」などに刺激に反応する細胞もあれば、「冷たい」という刺激に反応する細胞もありました。僕たちが食べているカレーは辛いですが、「辛味」は「痛み」と同じだと教えていただきました。
 今回は色々なことを教えていただいてありがとうございました。
(2年 小島 圭偉)

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 今回の体験でとてもよいことが学べました。実際に体で感じたり、ネズミの細胞を使って見たりしてとてもおもしろかったです。正直、説明を聞いているだけでは「難しいなあ」と思いましたが、実験で実際に見ることによって分かるようになりました。さらに、実験はとても楽しく、理科や科学にとてもとても感心が強まり、興味がわきました。
 一般公開のときにはまた行って、もう1回見たいです。
(2年 加藤 竜哉)

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